ポスドク問題 3 (ボスの立場から)

ボスの立場から

当然のことながら、ポスドクは学生とは異なり給料をもらって研究を行っているので、決められた期間内に有効な結果を出し、もしプロジェクトから自分の賃金が出ているならば、そのプロジェクトを遂行して行かなくてはならない。

(ただし日本学術振興会特別研究員、もしくは独法の研究所などの特別な任期付きポジション(例えば理研の基礎特別研究員など)は自分で研究テーマを選ぶことが出来る。)

研究を遂行するに当たっての自立性に関しても、グループリーダーがいちいち指導する必要が無く、コンスタントに新規な研究結果を出していくためのトレーニングを自分で行っていくことを求めている。また、他のメンバーに対してポスドク自身のノウハウを提供してもらい、研究室全体の研究能力向上にも貢献してもらいたい。

ポスドクのキャリアプランもポスドク自身が自分で考え、学会活動、就職活動、などは、自分自身で行うのが当然であると考えている。また、それらの活動でプロジェクトに支障が出るというのは許されるべきではない。

というのがグループリーダーがポスドクに求めることだと思われる。もちろんポスドクの流動性が高まれば高まるほど、グループ内の研究アクティビティーは向上していくことが予想されるが、人員の流動性が高ければ高いほど、常勤のポジションが少ないということであり、いずれは40代になっても2-3年おきに職を転々とすることが多くなるであろう。そして、この現象は次の5-10年でかなり深刻化すると思われる。

ポスドク問題 2 (ポスドクの立場から)

ポスドクの立場から

ポスドクの中で一番プレッシャーとなるのは、任期終了後の自分の進路であろうと思う。前述のように常勤研究員、ポスドクの数は大学教員のポストの数をはるかに上回っており、任期終了後の次のポジションを常に意識して仕事をしなくてはならない。年齢も少なくとも30前後なので、家族を持っている場合などは心理的重圧が高い。

また、保険、その他福利厚生なども所属する組織、雇用形態によって大きく異なり、各種手当て、賃金に大きな差があることも確かである。

次にポスドクの就職活動について述べる。

次のポジションの審査時には、そのポスドク期間中の研究成果が採用不採用を決める大きな要因となるが、どこでポスドクを行っていたかにより、成果の形態が異なる。材料科学系では論文、特許、学会発表などが重要となるが、もし企業などで製品化に近い部門で研究を行っていた場合は、論文などは少なくなる(時には皆無という場合も)事が予想される。そのポスドクの背景を読み、個人の能力の正確な評価を行うことをポスドク側は求めている。

また、研究資金の調達能力も研究を遂行していく上で非常に重要な能力であるが、ポスドクのポジションによっては競争的外部資金に応募できないことがある。例えば日本学術振興会の特別研究員は科学研究費補助金(科研費)に応募することは出来ない。このような事も審査する側は考慮に入れなくてはいけない。

また、ポジションを取るのには人脈も非常に重要なファクターである。同じ能力を持っているポスドクが一つのポジションに応募する場合、ボス同士が知り合いで、口頭で推薦してくれるだけでも大きな差が付くことは明らかであり、実はちょっとしたボスの気配りが就職活動を左右することが多い。

正月読書録

この冬休みはほとんどを家で過ごしている。やることといったら、ギターの練習、読書、散歩の繰り返し、時々部屋の掃除(まとめて一気にやる掃除'苦手)位だ。部屋にこもって、もしくは居間で年末に買った本、去年読み残した本をのんびり読みながら過ごしている。

Songbird オープンソース版iTunes

iTunesに対抗するオープンソースの音楽ライブラリーソフトSongbirdに関する記事があった。

http://www.songbirdnest.com/

Songbirdの開発者はiTunesをInternetExplorerにたとえ、打倒iTunesを掲げている。世の中成功しているモノがあれば、それに対する対抗馬が出てきてその分野の技術が上がっていくというのが典型的なパターンであるが、やはり、オープンソースと商用ソフトの場合は商用の方が得てして悪役となる事が多い。

実際、インターフェースもiTunesにそっくりで、iPod以外のデバイスにも対応するという点で、多くのユーザ(特にWindowsユーザ)を引きつけるだろう。しかし、iTunesでダウンロードした楽曲の管理、楽曲のライセンス、ネットワーク内での共有、なども総合的に管理していく機能は付くのだろうか?実は非常に興味がある問題である。

現在のiTunesの独占的な支配であるが、個人的にはiTunesは独占的ではあるが、嫌みではないような気がする。(僕が熱狂的なMacファンであることもあるが) Microsoft製品の場合にはPCを買い換えるたびに、Windowsがプリインストールの場合はまた改めてライセンス料を払わなくてはいけないので、「Microsoftに金を吸い取られている」というイメージがあるが、iTunesの場合、自分の好きな音楽を買うということだけなので、納得がいかないということはない。少なくとも僕にとっては日常音楽に接するスタイルを根本的に変えてくれた点で非常に刺激的であるし、ある意味感謝している。

年賀状

今年も年賀状を作る時期となった。例年に比べ今年はかなり遅いペースだ。去年より気持ちがのんびりしてしまっていることを明らかに反映している。

年賀状作製はやはりデザインするときが一番楽しく、そしてお茶を飲みながら印刷を待ち、やや焦りながら一人一人にメッセージを書き続けるというのが、例年のサイクル。今年はもう既に焦っております。

去年は夫婦の写真を入れたが、今年はもっとシンプルなデザインにしようと思っている。何種類か作るかもしれないし、人によってデザインを変える可能性もある。まあ、基本的には成り行きなんですけれどもね。

上原ひろみ

せっかく上原ひろみのことを書いたので、さらに詳しく書いておく。

正直に言って、初めてきいたときの印象はPat Metheny GroupのFirst Circleをきいたときと同じ位の衝撃であった。現在受けている感動と過去に受けた印象と並べて比べることは出来ないが、久々に味わった感動だった。特に感動だったのはTrack 2のMusic for Three-Piece-Orchestra: Open Door/Tuning/Prologueの途中から盛り上がっていく部分だ。曲のあまりにもドラマチックな展開にため息が出て、目が潤んでしまった。

その後、3回ほどアルバムを繰り返し聞いて、数時間休み、自分の中でのショックが少し収まったところで、僕はやはりいつものようにLogic 7を立ち上げ、録音を開始していた・・・。

Happy Hacking Keyboard

ちょっとした衝動買い気分で買ってしまったHappy Hacking Keyboardであるが、完全に気に入ってしまった。現在、職場用に二つめを発注したところです。なんといっても打鍵の感覚、音がたまらないです。それと同時に今までキーボードにこだわることが全くなかったことに非常に後悔しています。

今日は家で朝からのんびりMacの前に座って、いろいろ考えをまとめているという一日でした。一日中一人でいるというのもたまには良いものです。今日のBGMは

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クリスマスではあるが

今日はクリスマスであるが、我々夫婦は遅めの朝ご飯を食べたあと、「皇帝ペンギン」のDVDを見て、また昼寝して、それぞれの仕事をするという休日です。フクロウとかペンギンが好きな我々には最高のDVDでした。仕事の合間に海外の友達にクリスマスメールを書いているという状態。

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何というか今年も自分にとって本当にいろいろなことがあった1年でした。就職活動をしてみたら、実はパーマネントポジションの数は自分が思っているほど多くはなく、それを取りに行くのは至難の業であるということ。また、研究実績はもちろんであるが、人脈の豊富さが大きな部分で研究者としてのチャンスの数を左右するということ。自分にとって幸運であったのは研究を続けながらいろいろな人との出会いが非常にエキサイティングであったという点。さらに、自分が予想もしていなかったところから、offerが来ることもあるということ。

反省点はやはり任期付き(しかも任期が迫っている)という、ちょっとプレッシャのかかった状況で去年のようなパフォーマンスを発揮できなかった点(その割にはギターはうまくなったが・・・)。

年末に本を読んだり、ギターを弾いたり、友人に会ったりして、自分の思考を再構築しようと思っています。

年末&年始休みは12/28-1/9の予定。

今日はクリスマスであるが、我々夫婦は遅めの朝ご飯を食べたあと、「皇帝ペンギン」のDVDを見て、また昼寝して、それぞれの仕事をするという休日です。フクロウとかペンギンが好きな我々には最高のDVDでした。仕事の合間に海外の友達にクリスマスメールを書いているという状態。

何というか今年も自分にとって本当にいろいろなことがあった1年でした。就職活動をしてみたら、実はパーマネントポジションの数は自分が思っているほど多くはなく、それを取りに行くのは至難の業であるということ。また、研究実績はもちろんであるが、人脈の豊富さが大きな部分で研究者としてのチャンスの数を左右するということ。自分にとって幸運であったのは研究を続けながらいろいろな人との出会いが非常にエキサイティングであったという点。さらに、自分が予想もしていなかったところから、offerが来ることもあるということ。

反省点はやはり任期付き(しかも任期が迫っている)という、ちょっとプレッシャのかかった状況で去年のようなパフォーマンスを発揮できなかった点(その割にはギターはうまくなったが・・・)。

年末に本を読んだり、ギターを弾いたり、友人に会ったりして、自分の思考を再構築しようと思っています。

年末&年始休みは12/28-1/9の予定。

Happy Hacking Keyboard 2

さて、Happy Hacking Keyboard Proが昨日家に届いた。

まだ使用し始めて1時間くらい。キーボードの感触は比べものにならないくらい良いものの、今まで使ってきたApple純正キーボード(英語版)からの乗り換えには、以下の点でとまどってしまっている。

1. Deleteキーの位置が異なる。

これはHHKではDeleteのうえのキーをたたいてしまうことが多い。

2. カーソルキーがfnとの組み合わせでしかない。

僕はATOKの文節の長さ調節にshift+カーソルを割り当てているのだが、なかなか慣れないと駄目ですね。

とりあえず、あと一週間ほどintensiveに使ってみないとだめですね。また、こんなにキーボードが重要なアイテムだと考えたことがなかったので非常に新鮮な気分です。HKKは明らかに机上のスペースの節約に役に立っているので、使いこなしてみようと考えています。

昨日は大学時代の友人を招いて、自宅で忘年会を開いたのであるが、新しい心にとして、前から一度はやってみたいと思っていた、常夜鍋:とこやなべorじょうやなべ?をやった。最初からの勘違いとして日本酒のみで鍋をしたということ。本来は昆布だしを入れておいて、そこに日本酒を入れるらし

ちなみに日本酒のみで行った鍋は椎茸、白菜などにしみこんだ日本酒がきつく、また苦みもありかなりきつい思いをしました。

次回はきちんと昆布だしを入れてやろうと思います。

ちなみに昨日一番盛り上がった話題は異性と出会う機会について。

常夜鍋

昨日は大学時代の友人を招いて、自宅で忘年会を開いたのであるが、新しい心にとして、前から一度はやってみたいと思っていた、常夜鍋:とこやなべorじょうやなべ?をやった。最初からの勘違いとして日本酒のみで鍋をしたということ。本来は昆布だしを入れておいて、そこに日本酒を入れるらしい。

ちなみに日本酒のみで行った鍋は椎茸、白菜などにしみこんだ日本酒がきつく、また苦みもありかなりきつい思いをしました。

次回はきちんと昆布だしを入れてやろうと思います。

ちなみに昨日一番盛り上がった話題は異性と出会う機会について。