「勝手に絶望する若者たち・・・」を読んで

「勝手に絶望する若者たち」は自分のことを笑えるか

という言葉を聞いて感じたのは、「ああ、なるほど。」と妙に納得してしまった。そして、「勝手に絶望する若者たち」をamazonで注文。

職業柄、いろいろなタイプの学生と接するようになった。とにかく接していて、心のどこかで「おかしいな?」と思うタイプの学生は、「勝手に」自分が失敗したと思い込み、「勝手に」自分の可能性を否定しようとする、というタイプであることがわかった。

本人はそのように振る舞うことが、「かっこいい」と思うのであろうか?いまいちよくわからないが・・・。そのような態度でいると、どれだけいろいろな面で損しているのかわかっているのかなあ?親から食わしてもらっている状態だから気付かないのか?とこちらは「勝手に」思っていたりする。

実は僕もかなり「勝手に」思い込む若者のひとりなのだろう。人のことはあんまり言えない。

河口湖マラソン


河口湖マラソンに参加してきた。

今回は初戦ということもあって、一周27 kmの部に妻と参加。天気も良く、スタート時には気温が-1.7℃だったものの、その後1時間くらいで一気に気温が上昇。良いコンディションだったと思います。

結果は2時間30分(net time)、約3000人中500位くらい。妻はかなり速くて600位くらい。女子の中では100位くらいだった。

このペースでフルマラソンを走ると、だいたい4時間を少し切れる程度であるが、実際にはそうは行くはずも無く、今回は自分がフルマラソンを走りきるのに十分な体は持っていないことが判明したので、今後の練習に期待。

1:30位から少し痛み始めた右ひざをごまかしながら走っていたら、膝もあきらめたらしくその後は順調であった。最後でラストスパートをするには少し乳酸がたまりすぎていたのが、後半ペースが落ちた主な理由。

何もともかく夫婦そろって無事に完走でき、来年もまた来ようということになりました。

20:30現在 違和感を感じた右膝は全く問題は無く、左膝の周辺が痛いです。明日は職場に無事にたどり着けるのか?

自分で水を作ってみる


学会での学生の発表が終わったので、年内は自分の論文を書いて、国際会議に出て片づけをしてお正月かな?と思っていたのだが、意外にイベントが多く、落ち着いてデスクワークをする時間を確保するのが肝となる。

圧巻(笑)は12/8で国際会議での発表、都内に移動してフォーラムへの参加、その後先輩の結婚式に参戦、12/9は別の会議に出発、と素晴らしいスケジュールなのであるが、たまにはこういう刺激もいいでしょう。

さて、最近のAFMの力測定では界面水分子の振る舞いに関して衝撃の結果(全く予想に反するという意味で)が出続けているのですが、これをどのようにして定量的な解釈に落とし込むかということが、次の1、2年の課題になるでしょう。実験のアプローチとしてはいくつかアイデアがあるのですが、「では何が起こっているのか?」を突き詰めていくときに、ちょっとしたシミュレーションが必要であると感じています。

従来のH-O-Hの原子核部分に電荷を置くモデルでは、なかなかバルクの水の性質を再現している一方、界面水分子の構造、ダイナミクスを再現することが難しいことが、ここ数ヶ月でわかってきました。

主な原因は界面水分子の分極の振るまいがバルクの水とは全く異なるということなのですが、「では、どのように水分子(の相互作用)をモデリングするか」を考えるとchargeをneutralityを保持しながらfluctuateさせるのが一番よいのではと考えています。(注:ここではまだ、autoionizationは再現できていない)

しかしながら、やはり計算がかなーり重くなってしまうので、5段階、10段階位でchargeをfluctuateさせるモデルが計算コスト、結果の正確さのバランスを考えると適しているなんて思いました。

現在は設計プランをまとめている段階ですが、MDのコード自体をかなり書き換える必要が有り、現在の自分にそれだけの時間があるかどうか心配なので、とりあえずここに書いておきました。

P.S. 学会の幹事は再来年からになりそうです。ある意味、朗報だ(笑)。

NetInfoの廃止(Leopard)

Mac OS X Tigerまで”普通に使っていたNetInfoが無くなってしまいました。

自宅から職場のMacをリモートコントロールするために、まっさらな状態からLeopardを入れたのですが、ホームディレクトリなどの設定、rootユーザを有効にするためのNetInfoが無くなって、ぼう然としていたところに、いつもお世話になっているOS Xハッキングに解決法が乗っていました。

http://journal.mycom.co.jp/column/osx/251/index.html

rootユーザの有効化はディレクトリユーティリティで行う。ホームディレクトリの変更はシステム環境設定で、認証後にアカウントを右クリックで詳細設定に入る。

この仕様の方が理にかなっていると思いますが、アカウントを右クリックというのは自力では絶対に見つけられなかったでしょう。そういう意味でLeopardはTigerとはかなりの変更点があります。

どこでもMy Mac(Back to My Mac)続報

Leopardで最も楽しみにしていた、何処からでも自宅(あるいは職場)の自分のMacのファイル、画面にアクセスできる"Back to My Mac"ですが、Mac OS X 10.5.1にアップデート後に職場のMacにつながるようになりました。

これは私にとってとても大きいことで、家から研究室のすべてのリソース(サーバ、装置制御用PC)にアクセスできるだけでなく、オンラインジャーナルも大学のVPNサーバを通じなくともアクセスできるようになりました。

ワンクリックで自分の職場のマシンを呼び出せるというところがすごいです。将来的にはParallels DesktopのWindowsアプリとMacのアプリが境界なく動くcoherentのように、職場のMac上のアプリと目の前のマシン上で走っているアプリがシームレスに動いたらすごいですね。どうせやるならここまでやって欲しいものです。

何れにせよ、自宅がプリンターを除いては完全に職場と同じ環境になったので、これで仕事が以前よりはかどることを祈っています。

P.S. これで自宅の自分の机を片づけるモティベーションが高まりました(笑)。

Leopard Update (Mac OS X 10.5.1)

昨日早くも最初のアップデートが配布され始めました。アップデータのサイズは40 Mb位。

まだまだ変更点、改良点は把握していませんが、特筆すべきはATOK 2007とFinderの組み合わせでFinderが落ちなくなった点、

しかし私は今回をきっかけにegbridgeを使用しています。郵便番号や今日を(2007/11/17)の様に変換することもできるのですね。研究所の研究員の方の薦めもあって、ふと使用してみたのですが、なかなか重宝しそうです。

ファイル名変更でFinderが落ちる(Leopard)、ATOKと「ことえり」

インプットメソッドがATOK 2007で、Finderでファイル名を変更するとFinderが100 %落ちることが確認されています。

http://discussions.info.apple.co.jp/WebX?128@779.WcL7bz46777.10@.f03a10b

私の環境ではことえりを使用することによって回避されています。Justsystemからはアップデータが出るとのこと。それまでは久しぶりにことえりを使用したいと考えています。

OSの新規インストールの最初でしか使う可能性がない「ことえり」ですが、最近は変換精度が上がっているのがわかります。

しかし、いざことえりを使っていると「今日」と変換して「2007年11月・・・」と変換できる、あるいは郵便番号から住所を出せる機能など、ATOK独自の機能に非常にお世話になっていることに気付きました。

アップデータに期待です。

Back to My Mac

Leopardの新しい機能であるが、ようやくこれを試す時間が出来て研究室にあるMac Proに家からの接続を試みるも失敗。

どうやら、AirMac BaseStationのNATの設定を変えなくてはいけないそうなのであるが、

http://docs.info.apple.com/article.html?artnum=306672&SID=PX73707ff438474b42a34fe13af057e81d

参照。

しかし、自宅から大学内へは繋がらないかもしれない。これが出来れば家からもMac Proにジョブを投げることが出来てとても便利なんだけれども。

東工大のネットワークはがちがちにルールが決まっているから、時々不便に感じる。

シンポジウム終了

主要なプロジェクトの最終年度のシンポジウムが終了しました。

私は3年弱このプロジェクトで雇われていて、このプロジェクトを通じて色々な研究者と出会えることが出来たので、感慨深いものがありました。来年も一緒に何かしようと言ってくれる人もいて、最後は少し感傷的な終わり方であったと思います。

また、このシンポジウム中に学部時代の後輩と再開したのですが、10年ぶりと言うことでお互い話が盛り上がりました。ボスの彼女の研究には興味を持ったようで、研究会を企画してくれるようです。

今回は私も発表を行ったのですが、反省点は研究のポイント、興味深いところを伝えきれなかった点。最近はグラント申請書書きでもガス欠気味になってしまったので、少し気を引き締めていかないと。

取りあえず一段落したので、次の3週間はラボの仕事、論文執筆に専念する生活になりそうです。