高等教育の費用が高いという指摘

という情報を昨日共有したのであるが、実は理系大学院生のための財団、企業からの助成金は多く存在する。奨学金に関して積極的に調べない学生が増えているので、上のリンクのように経済的支援が全く無いような印象を与えてしまうのだろう。

実は財団、企業の奨学金は申し込みが少ないせいか、非常にもらえる確率が高い。しかし問題は大学院に入っても今までと同様に親から生活費が自動的に支給されるという甘えが残っている学生が多すぎることだと思う。

P.S. ちなみにうちの研究室では助成金、奨学金(さらには海外留学の支援プログラム)のデータベースを持っていて、なるべく学生に申し込むようにしている。申請書を書く(論理的に繋がっている文章を書く)というのは、論文などを書くのにかなり良いトレーニングになるのです。

今日は入学試験監督

今日は試験監督で大岡山キャンパスへ。

「ふーん」と流し読みをしていた監督要領に必ず載っている地震の際の対応指針は、311以降は全く存在意義が変わってしまった。

去年、3/12に後期試験の試験監督をした際、1時間遅れで、頻繁に余震が来る中で行った試験の試験会場での緊張感と受験生、試験監督員のよく分からない連帯感は忘れることが出来ない。日本がどうなっていくか分からない中で、自分の将来に関わる大事な審査を受ける気持ちを察して、私も色々なことを思いながら、彼らを眺めていたのを覚えている。