新松戸では来週からの新松戸祭りに備えて(?)人が集まりやすい場所に、ふんや悪臭の原因となっているムクドリを爆竹で追い払うという行動が実際に行われた模様。
(これは僕が自分の部屋から撮ったムービーです。)
http://burggarten.ddo.jp/~tomo/muku1.MOV
フンと悪臭という実害があることと、祭りが次の週にあることから住民でこの活動に異を唱えるものはいないであろう。つまり、自分たちの生活環境が汚れてほしくないという考えだ。
一方このようなニュースもある。
ホテルの工事に伴い、ツバメの巣と雛を撤去したことによって、多くの人々から非難を浴び、ホテル側が謝罪せざるを得ない状況になったということだ。
http://blogs.dion.ne.jp/tateishi/archives/3709161.html
そして、ホテル側は以下のような謝罪のコメントを表明している。
http://www.fujiyahotel.co.jp/hakone/apology.html
自然の中で生きている野生生物に人が駆除などの危害を与えると、人はそれを激しく避難する。一方、野生動物にとって生息するスペースが少なく、人間がdominantである環境で(野生)動物が害を及ぼすおそれがあると、すぐに駆除、排除という行動に走ってしまう。これはそれだけ人間が自然の中で強者であるという事実をしてしている一方、自然との調和とはいったい何か?ということに関して考えさせられる事件でした。
自然保護が叫ばれている中、そのアプローチも地域によって違うものになってくるだろうし、その地域の”人間の”文化と”動物の”生態にも左右されるだろう。自然保護のための回答を見つけるのはとても困難だろうし、他の地域でのアプローチをそのまま鵜呑みにして自然と調和していこうというのはあまりにも安直であると感じてしまった。
これは自分たちが思っているよりもはるかに難しい問題である。だからリゾート開発による自然破壊に憤りを感じる一方、自然保護団体の自国以外での過激な反対には少し疑問を感じてしまうことがある。