今週はアナログなときもあった。


(これは確かminoltaの50 mm F1.4で撮ったやつです。めちゃめちゃ解像度が良いレンズでした。)

そういえばPhotokina 2006はCanon,Nikonからはほとんど発表が無く残念でしたね。その代わりPENTAXはかなり勢いづいてきたという印象を持ちました。

さて、今週もデスクワークをずっと続けていたのですが、論文を完成させる、その他いろいろな資料の作成をやっていました。書き物をしている途中にアイデアが浮かんだりして紙に書き留める、そんな繰り返しでしたが、研究者として幸せを感じるひとときでもあります。

僕はデータすべてをポータブルのHDDに入れてもって歩き、つなげたMacのホームへその都度同期する(Syncronized Pro X!を使用)というスタイルをとっていますが、一昨日そのHDDを職場に忘れてしまいました。仕方なく紙に打ち出した論文で論文の直しをしていました。

こんな時も珍しい(事を願っている・・・)と思い、台所の机で仕事していたのですが、ちょっと環境を変えるだけでも結構刺激になって仕事がはかどりました。結局、文章の打ち直しの時間を削るためにgoogleが買収したWritelyというWEBベースのワープロで直すべき文章を書いておいて、翌日貼り付けるという手段を執りましたが・・・。

今日は東京にHeidelbergのメンバーが集まります。APC alumni meeting in Tokyoなのですが、全員都内で問題なく落ち合えるのか?というのが心配です。

今日はいろいろと発表がある。


今日はフォトキナの初日ですね。おそらく次の数年の私の写真生活にいろいろと影響を及ぼしそうな(笑)発表があると思います。AppleからもAperture 2.0が発表されるとの噂がありましたが、1.5でした。・・・。ドイツとの時差は8時間なので、お楽しみは明日の朝ですね。FujiFilmからはもう既にFinePix S5 Proが発表されていますが、一日フライングすると売り上げとかに影響あるんでしょうか(?)

今週もかなりタイトなスケジュールで進んでいますが、なんと昨日昼休み中に学会誌の原稿依頼が来ました。現在は研究者として積み上げた実績も経験もないので、来た仕事は自分の成長に寄与すると考えた物は、すべて引き受けることにしています。こなすことによって、仕事の能力もスピードも上げることができれば・・・。

Tapping 2.0?

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私も7弦ギタープレイヤーの一人ですが、最近は7弦からのスィープのパターンばっかり考えていました。これを見てこんなアプローチもあるのかとちょっと脱帽。面白いです。

クリーントーンのTappingというとJoe SatrianiのMidnightが印象的ですが、これはさらに”積極的”なタッピングです。実は僕はタッピングの音があまり好きでなく、ピッキングの音の方を好むのですが、これはすごいですね。やはり、使い方というのが大事だということがわかりました。

ネガフィルム、ポジフィルム、そしてデジタルへ




今月から本格的に始めた過去の写真のデジタル化ですが、ドイツ時代の写真で既に息切れしだしています(笑)。

どうせやるならと、9600dpiでデジタル化を試みていますが、フィルム1本で約90分かかります。フィルムは全部で80本ほど、終了したのが15本ほど、まあ、こつこつやっていこうと思っています。(全体では300本+妻の数100本)

しかし、中には自分で褒めたくなってしまうような写真があることも事実。写真として良いだけでなく、自分がどのようにドイツを見ていたかが自分の中で納得できるので興味深いです。

ドイツに到着して(セットの最初の20枚ほどは本当に到着してすぐに撮り始めた物です。)最初の1,2本はネガでしたが、自分の大学院生の給料、プリントの必要性、結婚したときの蓄え、などを考慮に入れて、友人とのパーティーなどの写真以外はすべてポジフィルムに切り替えました。

当時はデジカメが普及するかどうかは微妙な状況で、デジタルに切り替えるかどうかは迷っていたという背景もあります。しかし撮る写真はできるだけきれいに残したいという思いから、ポジフィルムを採用しました。そして、今フラットヘッドのスキャナで高解像度でデジタルデータに変換できるようになった事を考えると、6年前の自分に「ナイス決断!」と伝えたい気分です(笑)。

http://www.flickr.com/photos/burggarten/sets/72157594277140023/

にまとめておいてありますので、量が多いですがスライドショーなどにして、秋の夜長にお楽しみください。私は時々ビール片手に写真見ながらのんびりしています。本来ならば、写真一枚一枚にいろいろな思い出があるのですが、まあ、自分の中にしまっておきます。

Multi Coreの時代へ


Core 2シリーズの4 core版の名称がCore 2 Quadro (コード名:

Kentsfield)となったようですね。AppleがIntel processorを採用してから、Intelのチップ情報にも敏感になりました。

multi coreの潮流がこんなに早く訪れるとは驚きでした。個人的には2年前からPowerMac G5 2GHz Dualを使っていたので、multi coreの必要性は強く感じていましたが・・・。

というのはPCの使い方も一昔前の、時間によってワープロ専用機となったり、表計算専用機となったり、という使用方法ではなく、音楽を聴きながらメールをチェックするといった当たり前のマルチタスクが普通に行われています。

僕もフィルムのスキャン+写真のFlickrへのアップロードを裏で行いながら、LogicやGarageBandで音楽をいじっていることが多く、Dual CPUの恩恵に毎日預かっています。

プライベートでのこのような使い方では4 coreもあればもうそれで十分なのですが、理論計算のためのマシンという観点からは、並列計算機を安価に構築できるという点で、multi coreの潮流はとても歓迎しています。

単純にPentium 4を4つ並列化させたければ4台のPCが必要でしたが、今では1台で済む場合もあります。並列計算のボトルネックはノード間のデータの転送だったりするので、multi coreはこのような問題も解決してくれそう。

年末から本格的に始動する私の計算科学プロジェクトもDFT計算と分子動力学計算がメインになることから、Clovertown X 2 = 8 coreのMac Proを並列化する予定です。

P.S. そういえばPS3のCellプロセッサは8 coreだったような。

プランナー


結局、今日は2つの論文を“塩漬け入り”させることに成功し「よく頑張った。」という感じです。またtodoリストに学会用ポスター作成を入れるのを忘れていましたなあ。

実は今日は家にプランナーを忘れてしまいました。細かい家での仕事まですべてこの中にリストアップしてあるので、スケジュール管理という面では致命的でしたが、やることはわかっていたので、なるべく気にしないようにして仕事に集中しました。たまにはこのようにシステムから外れて作業するのも良いかも。

プランナーはフランクリンプランナーをもう2年ほど使用していますが、やはり紙ベースでないと電車の中で思いついたちょっとしたアイデアとかを書き留めるのは難しいですね。

実は今は

http://www.rememberthemilk.com/

というサービスを試してみていますが、ミーティング中にアクセスできないのと、紙プランナーとタスクリストがバラバラになってしまうが少し怖いので、本導入には至っていません。しかし、どこからでもメールでタスクを追加できる点は非常に便利です。紙プランナーと組み合わせれば良いのでは、と活用法を模索している最中です。

以前自分専用のWIKIも使ってみましたが、いまいちしっくり来ませんでした。こちらは失敗。

明日はもうちょっと小規模な仕事を4,5個片付ける予定。気持ちよく週末に入れれば良いのですが。

塩漬けが必要な物と必要でない物


(これは着任直後の机の写真、今はかなりきれいです)

実験装置の整備はようやくこちらのスピードが業者のスピードを追い越し(笑)、デスクワークに集中できる時間が4-5日できました。

たまっている仕事は論文2本(60%ほど完成)、来週のプレゼンの準備(10分コース)、10月はじめのプレゼンの準備(40分コース)、薄膜関係の総説1本(構成は完成)、学会予稿A4一枚、その他最近始めたoutside directorの仕事、というのが仕上げなくてはいけない仕事のリスト。4日でできるのか?

主に書き物の仕事に関しては、一度完成させたら別の仕事をすることによって、頭の中で最低2,3日agingするというのが、自分のスタイルとなっています。集中して何日もかけて何度も読み直していても、論文の中で自分が書いてしまった間違い、誤解を生むような表現を見つけるのはかなり難しいです。

とはいっても、あまりにいくつもの仕事を平行してやるというのは、それぞれの仕事の詳細を思い出すのが時間のロスを生んでしまいます。忘れそうで、忘れたくない物はノートに書き留めておきます。このバランスを自分で調節するのはここ2-3年で身につけた能力かも。

逆にagingしてはいけないのが、実験装置の組み立てなど、実際に手を使う物です。これは絶対に動作確認をするまで一気にやってしまった方が良いです。そして、重要な点をノートに書き留めてしまう。

今日はミーティング1個だけなので、夜まで一気に走り切れそうです。

STMで見えるものと見えないもの


表面科学の話題です。もし解答を知っている人がいたら教えてほしい。

ここ10年くらい頭に引っかかっていたが、真剣に考えなかった事柄の一つに「結晶性のある(周期的構造をとる)表面はSTMではっきりと観察できるが、結晶性(周期的な構造を持たない)ものはSTMで原子レベルでの像は観察できない。」(見えたという報告を見たことがない)。コンタミの原子像とか見たこと無いでしょ?コンタミの熱運動が激しいのが原因とは思わない、金属のクラスターの原子像が見えたこともないから・・・。

自分の中では像を撮る表面の周期に応じた最適なフィードバック(もちろんスキャン速度も含めて)があって、そこから外れると像にうまくコントラストがつかないのでは・・・、という適当な答えを用意してしまっていたが、休みの日、楽器の練習にいやになったときにちょっとやってみるか?と思ったのが「STM像のシミュレーション」

もちろん電子状態がどうこうというわけではなく、凹凸がある表面をスキャンして像が、フィードバックによってどのように変わるかという、ちょっとした遊びです。Mathematicaでかるーく遊んでみようと思っていますが、せっかくだからJAVAで、いや、全くサイエンティフィックではないです。前の職場だったらしかられそう、だからこそ本気になれる(!?)

その他ニュースなど



公的、私的なニュースなど

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20060916k0000e040059000c.html

吉祥寺のいせやの店舗が老朽化のため、取り壊されることになった模様。

学生時代から何回もこの2階ではお世話になりました。大学の“男の”友人先輩が19歳の誕生日をここで開いてくれたことがあります。

ジャンボシュウマイは不滅です。先月いっておいて良かったですね。

Kensuke氏のMBA取得&帰国凱旋パーティーは新店舗で行われることでしょう!?

研究所のHPを更新しました。Rapidweaverというソフトを使ってのリニューアルです。iWebは良かったのですが、ちょっと出来映えが仰々しかったので・・・。僕はこのようなあっさり系(?)が好きなのです。内容は全くもって変わりありません。これまでの研究の成果などをまとめていこうと思っております。

http://staff.aist.go.jp/tomo.hayashi/

ちなみに懸案のEnglish VersionのHPもGuppyというPHPベースのCMSを用いて作ろうとしていますが、なかなか時間がありません。こちらの方は少しずつ整備していきます。

http://burggarten.ddo.jp/~tomo/guppy/

Eugene Maslov


連休も最終日を迎えたが、当初予定していた計画

  • トータルで40 km走る
  • ギターは8時間以上練習し、2曲の録音を仕上げる
  • フィルムのスキャンを進める

という計画も、風邪を引いたことですっかり狂ってしまいました。

さて、連休中にすばらしいピアニストを発見してしまいました。Eugene Maslovというロシア出身アメリカ在駐のピアニストです。おそらく友達にCDを借りて、何気なくiTunesのライブラリに入れていたのですが、iPod Shuffleで音楽を聴きながらジョギングしていたときにヒットした物です。アルバムは“The Fuse is Lit”の“THe Witch (BABA-YAGA)”という曲ですが、クラシックから盛り上がって、ビバップフレーズとクラシックの混ざったようなフレーズを弾きまくる、というすごいスタイルです。Harbie Hancockの知らない曲だと思って、ライブラリを探していたけれど、全然違いましたね・・・。

最近はすさまじいリズム感のラテン系ピアニストにはまっていましたが、こういうのもいいかも。