瞬間停電


昨日の夜、今日の昼と雷雨を伴う激しい雨が降った。老朽化が進む我らの校舎(笑)では雨漏りはもちろん、雷による瞬間停電で真空装置が止まる方が恐ろしい。4台のうちの2台は自動保護機能が無く、少し心配であったが、無事故で乗り切ることが出来た。こういう実績があると安心して夏休みに入れる。まあ、都内にいるのですぐに対応できるけれど。

今日、明日と全員の学生とディスカッションを行う。総時間は5時間以上に及ぶと思う。ディスカッションを通じてうまいアイデアに当たればしめたものだ。

最近は帰りの電車の中で寝てしまうことが多い。寝過ごすことはないのであるが、これが微妙な回復時間になって自宅で23:00くらいまで起きている(これは僕にとっては遅い方)事が多い。そして翌日に疲れを持ち越すという塩梅・・・。一度仕事を始めてしまえば午前中は気にならないが、午後15:00位から効いてくる。するとそこからは頭を使わない肉体労働の世界。

A4の大学ノートにやるべき事を書きだして、それをRemember the milkにまとめる、というフローで仕事をしているとせっかくの手帳を使う機会が減ってきた。何を手帳に書き留めておくか、ということで、今日の目標と評価、反省点を書き留めることにする。これはとぎれがちな計画なのであるが(笑)、どこまでhack出来るか試してみる。

日曜は家でゆっくり


土曜日はあまりにも慌ただしく過ごしたので、日曜は家でゆっくり部屋を片付けたり、本を読んだり、昼寝したりして過ごした。体力を完全に回復させるためにjogは自粛。

疲れがたまっているのか、2時間行動して1時間昼寝というサイクルを3周もこなしてしまった(笑)。

結局、昼寝で過ごしてしまった本日。その甲斐あって、疲れが完全にとれました。この時間にお茶を飲むと眠れなくなるので、梅干しにふりかけを入れてお湯で溶いたものを飲む。これは何気に疲労回復のためのクエン酸摂取には良いだろうと、勝手に想像しているお気に入りの深夜の飲み物です。

参院選の結果が出てきましたね。“自民歴史的大敗”との文字がどの新聞社ホームページにも出ています。個人的には北朝鮮外交などは評価していたのですが、閣僚のスキャンダルがあまりにも多かったのが原因ですね。あの人事になってしまったのは、やはり自民党内のしがらみなのでしょうか?今後10年、20年を考えると、自民党が政権から一時的にせよ離れるのは良いかもしれません。安倍首相は退陣を否定していますが・・・。

教育改革の内容からは大学院教育の課題、科学技術の発展に関する話題などはほとんど見ることが出来ませんでした。これも10年、20年でじわじわと効いてくるような気がします。

研究フォーラム、その後ホームパーティー


今週ついに論文の最終版を共同研究者に提出し(ああ、時間がかかった・・・)、学生の進捗報告会も終了。土曜日は午前中から3ヶ月に一度開かれるバイオマテリアルの研究フォーラムに参加してきた。

このフォーラムは10-12人で3ヶ月に一度くらいのペースで開かれているのであるが、30歳代の研究者は3人のみで、その他の7人は全て60歳、最高齢は88歳の教授、企業研究員という異色のフォーラムなのです。祖父より年が上の先生と真剣に研究について話し合っているという、少し不思議な雰囲気の研究会です。

専門分野が違う(というか自分の専門分野は何だろう?)研究者と話し込むのは、最初は意外と難しい。こちらの実験の意図、データの解釈など意見が食い違うことが多々ある。

そこを何とか乗り越えて、今までにない視点からの研究をまとめ上げるというのが、融合領域の研究の醍醐味なのであるが、バイオとの融合を手がけて3年、まだまだ知らないことだらけです。

研究会では現在大学が抱えている問題についても話題が及んだ。「今の慌ただしいシステムでは研究の現場にいることが出来るのは助手までだよ。」とのコメントが。研究成果をアピールしまくって、さらに政治力を最大限に使って次の数年の研究費をなりふり構わず取ってくるというのが、現状になっている。後世に残るような良い研究をすることを第一目標として、上記の様なスタイルの対極を行くようなスタイルは無理なのであろうか?これは研究の現場に次の数年間しがみついて、生き残ったときに少しは答えが出てくるかもしれない。

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夕方からは上司の自宅でのホームパーティーに妻と参加。韓国のゲスト、研究員と一緒にお酒を飲み交わす中、サッカー日韓戦を観戦という微妙な(笑)状況でした。終電で家に帰った後に衝撃の結果を知る。日本人の性格からオシム監督はW杯予選までは監督を務めさせるのでしょう。その結果次第にご都合主義的な世論が飛び交うのでしょう。これはサッカーだけでなく、色々なことにも当てはまるような気がします。

今年の夏休み

今年の夏休みは8/11-19となりました。仕事の合間に休み中に何をするかの戦略を立てている。

だいたいジョギング、音楽、勉強の3つに別れるのであるが、明確な目標を設定しないまま休暇に突入しているので、これがせっかくの連休をまったりとしたものにしてしまっている。

さて今年は??

P.S. 今年の富士山は8/10-11になる予定とのこと。

Remember the milk がGoogle Gearsに対応

オフラインでGoogleのサービスを使用できるGoogle GearsにTo DoリストをWEB上で管理できるRemember the milkが対応してくれた。

これでネットに繋がっていなくても使えるので、最近はTo doリストは紙ベースになってしまっていたが、Remember the milkに復帰。

早くGmailとGoogle Calendarも対応してもらいたいと思っている。そして、thinkfree officeも。するとまさにGoogle GearsはOSになっていくような気がする。ブラウザ上でインターネットとシームレスに作業が出来るようになる、というOS。これはMicrosoftもWindows 95から目指していたことだが、GoogleはWEBブラウザを使って“あっさりと”ゴールにたどり着いてしまうような気がする。

2,3年後にはユーザはPCにはブラウザしかソフトを入れない状態になってしまい、OSベンダーが用意したユーザインターフェースはもはや興味を持たれなくなってしまうのであろうか?あちら側がローカルのインターフェースを自由にコントロールできる状況で、次にAppleはどの様なアプローチをとるのだろうか?考えただけでもワクワクしてくる。

ATOK 2007 for Mac

ATOK 2007 for Macを予約購入した。

ATOKは新バージョンが出るたびに毎回ベータテストから参加して、製品は予約購入している。

前バージョンの時はIntel CPUに移行の際、少しギャップが開いてしまったが、今回はATOKが無い期間を作らずにスケジュール通りのリリースとなった。Leopardにもアップデータで対応してくれるようです。

インストールした直後にメニューバーから入力メニューが消えてしまったのが気になった。何度か再起動したら出てきて、今は安定して表示されているが・・・。

変換エンジンが新しくなり、変換速度が速くなったということであるが、多少その影響は感じられる。もう少し使い込んでみれば変換精度が変わったかも分かってくるでしょう。

今回のバージョンアップでは表面的には大きな変化は現れてこない。しかし文章を打つときには、ユーザは必ず恩恵を被っている。まさに縁の下の力持ち、というソフトです。

これからすべきこと

まだ着任して2ヶ月足らずであるが、今日のお昼ご飯、お昼ご飯後に将来の昇進、大学の組織文化について上司と1時間ほど話す。(どちらのボスかは知っている人にとっては明らか(笑))

昇進に関してはテニュアトラックのポジションに応募するかどうか、という点で話した。今のポジションは任期無し。テニュアトラックのポジションでは5年任期、実績が上がれば准教授に昇進、しかし実績が出なければそこで雇用は停止となる。一方、年間5-600万円の研究費は与えられ、独立した研究室を持つことが出来る。

私の場合、来年私が出ていくと学生が困ってしまうということで、2,3年間はテニュアトラックのポジションにトライすることはないであろう。しかし、研究が波に乗って来たのであれば十分にチャレンジする価値があると思っている。現在33歳という私の年齢も微妙なところだ・・・。

また、自分の研究者としての実力も自分にとっては微妙なところで、1,2年は学生と共に基礎的なことを一生懸命勉強するのであろう。時々何かに追われているような気がして、軽いストレスを感じることがあるが、何というか自分なりの’風流”さで乗り越えられている。

結局、あせっている状態が続いていれば仕事も能力も上がらないので、どっかりと腰を据えて仕事を進めて行かなくてはならない。

P.S. 今日、ボスが今の研究室を「父親は出稼ぎに出てしまっていて、母子家庭で母親と長男が頑張っている状態。」と表現。「もう少しで母親もいなくなっちゃうけど・・・」と締めくくった(笑)。何気に心配にさせる一言・・・。

Brain Machine Interface


東京ビッグサイトで行われたオルガテクノ2007のシンポジウムの“Brain Machine Interface“に参加。自分の研究分野とは違うのであるが、日常の研究から離れ違う、研究分野の問題について自分なりに考えてみるというのは、何気に頭のストレッチになっているような気がする。

テトリスやピンポールなどのゲームを手を使わずに、プレーヤーの脳波を解析することで行う(事前にプレーヤーはトレーニングを行い、適切な脳波を出せるようにする)という研究はまさに最先端という感じで、今後障害者の役に立つデバイスが開発されていくだろう。

ネズミ、サルの脳に電極を埋め込み、脳内の電気信号で外部のもののコントロールが出来るようになるという実験もたくさん発表されていた。しかし電極の生体適合性に問題があり、電極を埋め込まれたサルは何日生きられるのだろう?と考えると、この分野の研究はおびただしい数の動物実験の上に成り立っていることは想像に難くなく、少し複雑な気分になる。

Nintendo DSのソフトで売り出される予定の人の心を数値化するというソフト”ココロスキャン“

http://www.amazon.co.jp/%E3%82%BB%E3%82%AC-13306331-%E9%9F%B3%E5%A3%B0%E6%84%9F%E6%83%85%E6%B8%AC%E5%AE%9A%E5%99%A8-%E3%82%B3%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3/dp/B000R9PF1I

のプレゼンは微妙だった。

プレゼンの中で「この技術によって、医師と患者の関係がさらに良くなる」というoutputが提唱されていたが、会場からは「それでは医師の不安感などが患者に伝わることもあり、危険すぎる。」というかなり感情的な意見も出た。「感情を偽ることも出来る。それは見破ることが出来るのか?」という質問も。

自分の感情は自分でも分からないことが多く、自分が知らない間にあせっている、なんてことはいくらでもあると思う。複雑すぎる人間の感情を数値化することでどの様なメリットがあるのだろうか?コミュニケーションを円滑にする効果、などがアピールされていたが、正直な意見が言える人間関係を先に築くことの方が本質的なのではないだろうか?

色々考えさせられるシンポジウムでした。本来は脳の研究が倫理的に問題があるかどうか?というテーマの講演も予定されていたが、それは都合が合わなかったらしい。それにしてもこのセッションをオーガナイズした上司に感服です。

台風が過ぎて



ようやくゆったり過ごした三連休が終わり、そろそろ仕事がしたくなってきたところで、連休の所感。

初日はつくばに研究所の同期に「大学移籍後1ヶ月の経過報告」を行いにつくば駅前のMott’s barに集合。つくばセンターも1ヶ月半ぶりなのにとても懐かしく感じました。かなり強い降雨の中、“戦友”と久しぶりに研究所のこと、研究のことなどを色々と話しました。

やっぱり色々と皆さんそれぞれの悩みを抱え、頑張っているという話を聞くだけで刺激になりますね。雨が強くなる中22:00の最終バスで東京に帰る。乗客は私1人で貸し切り状態を楽しみました。

2日目は朝からひたすらサーバの設定を行う。WEBサーバをMAMPにしたのは前エントリーの通り。

3日目はサーバいじりが一段落したので、40分ほどジョギングをし、来週末の研究会の発表資料作成、その他近接場光学などの勉強をする。

あっという間の3連休でしたが、色々たまっていたタスクを消化することが出来ました。