月の公転周期と自転周期が同じなわけ

おそらく小学校の時から不思議に思っていて、ずっと「必然性がないのになぜ?」と思い続けていたが、小学校の頃は野球、中高はテニス、大学はテニス、音楽、固体物理(?)と忙しくしていて、ずっと調べていなかったのであるが(笑)、ようやく分かった。

http://oshiete.goo.ne.jp/qa/1699062.html
もしくは
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1471308504
で述べられているように、重心に片よりが有るのですね。コメントと通り、重い方が地球に近くて「月がおしりを向けて振っている」状態ということでした。

納得です。

AFM data analysis Gwyddionのインストール

AFM測定結果解析のためのフリーソフトGwyddionのMac OS X 10.8 Mountain Lionへのインストールの際の備忘録。

1. XQuartzのインストール(X11がMountain Lionには標準で付いてこない)

2. Xcode 4での環境設定からcommand Line Toolsをインストール

3. MacPortsのインストール

4. Terminalで

(a) sudo port selfupdate (取りあえずMacPortsをアップデート)

(職場のMacではPythonのバージョンを指定してくれとのエラーが出るが、これは画面に従って行う)

ピタゴラスイッチ、そのプロセス中に保存されるもの、情報に使われるエネルギーと個体の維持、系全体のエネルギー

2歳の娘が毎日じっと見ているピタゴラスイッチを私もぼんやりと見ている中で気付いたのは、系に蓄積されている位置・その他ポテンシャルエネルギーが運動・熱エネルギーに変換されるプロセスの中で保存されるのは”情報”であるということだった。

ただし、人間の扱う情報は自然法則の中では全く意味のないものである。例えばイチローの安打の数を(エネルギーを使って)0,1に変換して、(エネルギーを使って)記憶すると、例えばその場の気温の推移を(エネルギーを使って)0,1に変換して、(エネルギーを使って)記憶するのは使用するエネルギーという観点からは同じである。

一方で、この情報を扱う事によって、ある個人の生命を維持する(低いエントロピーを保つ)のに大いに役に立っていたら、ある程度大きい系(例えば銀河系)などではエネルギー的な観点から、がとれるような気がしてきた。全く別に扱っていた情報と系の物理的なエネルギーが同じステージで扱えるようになる。ここに生命体の意味があるのかな?では、技術の進歩(CPU、メモリの性能)はどの様な意味を持つのだろうか?

という事を夢の中で考えていて目が覚めました。疲れているんだろうか(笑)?さて、本業に戻る事にする。

(写真はPaper cameraで撮った私のoffice)

年末進行、執筆予定の記事

3:20起床。

28日から冬休みに入って、子供と1日中一緒にいるという、楽しくも有り過酷な生活に入っています。

2日前に年内締め切りの学術書2節分の執筆依頼を頂き、冬期休暇中の宿題は

  • 論文投稿 1 (執筆はほぼ終了)
  • 上記2本の記事
  • 論文のプロット2本

となりました。また書き物に追われている状況ですが、これらを終えることで新年から実験現場に復帰することが出来ます。楽しみ。

ちなみに上記2本の記事のうち、1つは水の接触角について議論します。「接触角は純粋に固体の水に対する親和性を反映しているか?」ということを議論します。形状による超疎水性表面の話ではありません。もっと根本的な熱力学的問題です。

この問題はドイツ留学時代、電車の中で思いついた問題ですが、博士課程在学中に密かにJCPに掲載されました。私の論文の中でも異色のもので、業績発表でも全く紹介したことのない研究なのですが、この機会に引っ張り出して議論します。

激動の年末に私が妙に感心したニュース: 米無人偵察機、偽のGPS信号に騙されていた

米無人偵察機、偽のGPS信号に騙されていた | スラッシュドット・ジャパン.

ハッキングによって強制着陸させられていたと思われていた、ステルス攻撃機だが、実は偽のGPS信号で基地と勘違いさせられて、着陸したようだ。

つまり、内部システムに侵入することなしに、制御に成功してしまったということ。このアプローチに感心すると共に、航空機テロに応用されないことを祈る。

しかし、目から鱗のアプローチは研究現場にも数多くある。これを自分で見つけたときの快感は堪らない。

大きな損傷もなくイランに拿捕された米無人偵察機RQ-170 Sentinelは、偽のGPS信号に騙されてイラン国内に着陸していたとのこと(The Christian Science Monitorの記事、 本家/.)。

 

先日のストーリーの続報となる。イランは妨害電波によりRQ-170と遠隔操縦システムとの接続を切断し、強制的に自動操縦モードに移行させたのだという。RQ-170はGPS信号を頼りにアフガニスタンの基地に向かったが、偽のGPS信号に誘導されてイラン国内に着陸してしまったそうだ。こうしてイランは遠隔操縦システムに侵入することなく、RQ-170を乗っ取ったというわけだ。なお、報道された写真では胴体下部が覆われていたが、本当の基地と実際の着陸地点とでは数メートルの標高差があり、着陸時に破損したものとされている。

歴史と権威がある財団の柔軟且つ見事な取り計らい

【ノーベル賞】故スタインマン教授への授与変更せず ノーベル財団 – MSN産経ニュース.

 

【ロンドン=木村正人】スウェーデンのノーベル財団は3日午後、2011年のノーベル医学・生理学賞の授与発表後に、9月30日に亡くなっていたことが判明したラルフ・スタインマン米ロックフェラー大教授について決定を変更せずに同賞を授与すると発表した。

 

同財団は1974年に「死者の業績は対象としない」と規定したが、この日の理事会で「授与はスタインマン教授が亡くなる前に決められており、受賞者が授与発表から授賞式までの間に死亡した過去の例と同じ」とみなして規定には反しないと判断した。

もし、受賞が取り消されていたら、しらけた雰囲気になっていたと思います。ノーベル財団もさらに株を上げましたね。

 

鹿児島湾でレアメタル発見 国内販売量の180年分 – サイエンス

asahi.com(朝日新聞社):鹿児島湾でレアメタル発見 国内販売量の180年分 – サイエンス.

実はこれは凄いニュースだと思うのだが、テレビも新聞も見ていない私には、このニュースでどのくらい世間が盛り上がっているかは分からない。

指摘されているように、どうやって海洋生態系に影響を与えずに掘り出すかが重要。

日本は火山国なのだから、しっかり調べればまだいろいろと資源は眠っているような気がする。

(ということを前にいた研究所の同期がやっていたな。今は原子力保安院に出向中だけど)