年末進行、執筆予定の記事

3:20起床。

28日から冬休みに入って、子供と1日中一緒にいるという、楽しくも有り過酷な生活に入っています。

2日前に年内締め切りの学術書2節分の執筆依頼を頂き、冬期休暇中の宿題は

  • 論文投稿 1 (執筆はほぼ終了)
  • 上記2本の記事
  • 論文のプロット2本

となりました。また書き物に追われている状況ですが、これらを終えることで新年から実験現場に復帰することが出来ます。楽しみ。

ちなみに上記2本の記事のうち、1つは水の接触角について議論します。「接触角は純粋に固体の水に対する親和性を反映しているか?」ということを議論します。形状による超疎水性表面の話ではありません。もっと根本的な熱力学的問題です。

この問題はドイツ留学時代、電車の中で思いついた問題ですが、博士課程在学中に密かにJCPに掲載されました。私の論文の中でも異色のもので、業績発表でも全く紹介したことのない研究なのですが、この機会に引っ張り出して議論します。

激動の年末に私が妙に感心したニュース: 米無人偵察機、偽のGPS信号に騙されていた

米無人偵察機、偽のGPS信号に騙されていた | スラッシュドット・ジャパン.

ハッキングによって強制着陸させられていたと思われていた、ステルス攻撃機だが、実は偽のGPS信号で基地と勘違いさせられて、着陸したようだ。

つまり、内部システムに侵入することなしに、制御に成功してしまったということ。このアプローチに感心すると共に、航空機テロに応用されないことを祈る。

しかし、目から鱗のアプローチは研究現場にも数多くある。これを自分で見つけたときの快感は堪らない。

大きな損傷もなくイランに拿捕された米無人偵察機RQ-170 Sentinelは、偽のGPS信号に騙されてイラン国内に着陸していたとのこと(The Christian Science Monitorの記事、 本家/.)。

 

先日のストーリーの続報となる。イランは妨害電波によりRQ-170と遠隔操縦システムとの接続を切断し、強制的に自動操縦モードに移行させたのだという。RQ-170はGPS信号を頼りにアフガニスタンの基地に向かったが、偽のGPS信号に誘導されてイラン国内に着陸してしまったそうだ。こうしてイランは遠隔操縦システムに侵入することなく、RQ-170を乗っ取ったというわけだ。なお、報道された写真では胴体下部が覆われていたが、本当の基地と実際の着陸地点とでは数メートルの標高差があり、着陸時に破損したものとされている。

引っ越し中の一コマ

今週末は子供を手分けして面倒見ながら、引っ越しの後の後片付け。

荷物が運び出された旧居に長女(2歳4ヶ月)は家に着くなり、「どーしよー」の連発。その中でもアンパンマンを見つけ出し、平静を装おうとしたり(笑)、おむつ替えから逃れようとしています
2007年6月から4.5年間お世話になったこの家ともおさらば。大学に着任して、子供が2人産まれたりなど、多くの思い出があります。

新居でのサーバ運営を開始

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サーバ運営を再開しました。
新居のネットワーク環境はケーブルテレビのインターネットですが、以前の光ファイバーよりも伝送スピードは速く、快適です。

デフォルトのBaffaloのルータ、NTTの機器(電話でお風呂が沸かせるらしいが、我々は固定電話を持っていないので、あまり意味が無い)をごっそり撤去して(笑)、自前のルータを設置。

サーバ自体は今までの有線とは異なり、無線での接続となっていますので、もしかしたらレスポンス等、少し遅くなるかもしれません。(実は各部屋にLANケーブルが敷設されているが、やっぱり便利)
本当に最低限の仕事の環境は整ったので、これから家の荷物の片付けに入ります。