STMで見えるものと見えないもの


表面科学の話題です。もし解答を知っている人がいたら教えてほしい。

ここ10年くらい頭に引っかかっていたが、真剣に考えなかった事柄の一つに「結晶性のある(周期的構造をとる)表面はSTMではっきりと観察できるが、結晶性(周期的な構造を持たない)ものはSTMで原子レベルでの像は観察できない。」(見えたという報告を見たことがない)。コンタミの原子像とか見たこと無いでしょ?コンタミの熱運動が激しいのが原因とは思わない、金属のクラスターの原子像が見えたこともないから・・・。

自分の中では像を撮る表面の周期に応じた最適なフィードバック(もちろんスキャン速度も含めて)があって、そこから外れると像にうまくコントラストがつかないのでは・・・、という適当な答えを用意してしまっていたが、休みの日、楽器の練習にいやになったときにちょっとやってみるか?と思ったのが「STM像のシミュレーション」

もちろん電子状態がどうこうというわけではなく、凹凸がある表面をスキャンして像が、フィードバックによってどのように変わるかという、ちょっとした遊びです。Mathematicaでかるーく遊んでみようと思っていますが、せっかくだからJAVAで、いや、全くサイエンティフィックではないです。前の職場だったらしかられそう、だからこそ本気になれる(!?)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください