Everything must go through the air.

鳴り物入りで発表されたMacBook Airであるが、仕様をよく読んでみるといろいろと戸惑うことがある。

  • 周辺機器をつなぐためのUSBポートが1つしかないこと。
  • イーサネットポートすらないこと!

なのであるが、これは完全にモバイルのための仕様でしょう。イーサネットポートはさすがに必要です。さもなくばAirMac Expressを持ち歩かなくてはならなくなる。
前にも書きましたが、次のモデルではいくつかポートが増えるのではないでしょうか?
追記ですが、無線LANを使用しながらの持続時間が5時間というのは長いです。使わなければさらに数時間伸びるのではないでしょうか?Wirelessを使わないとほとんど何もできないので(笑)、カタログはこの表示になっているのでは、と思います

Mac OS X 10.5.2でWirelessバックアップが可能に

MacScoopでは、Apple Inc.がデベロッパに配布している「Mac OS X 10.5.2 Build 9C16」は、他のコンピュータの光学ドライブを共有する機能とネットワークドライブをTime Machineのバックアップデバイスとして使用できる機能が追加されていると伝えています。
http://www.applelinkage.com/#080121002

とのことなので、このアップデートで僕は自分のMacBook Proのデータを世界の何処にいても職場のMac Proの内蔵ドライブにバックアップをすることが可能になります。

いやはや、どんどん進歩していきますね。

MacWorld Expo 雑感

ようやくSteve Jobsのkeynote speechを見終えました。

今回の発表のメインはやはりMacBook Airなのですが、私はWirelessでバックアップがとれるTime Capsuleにも魅かれています。

現在は職場の外付けHDDにTime Machineでバックアップをとっていますが、一番長い時間滞在する場所のAirMac BaseStationをTime Capsuleにすれば全くバックアップの心配はなくなります。私の場合、その場所は職場になりますが・・・。

また、Apple TVも良い方向に改良されました。うちで使うと自分のFlickrの写真を流しながら、ネットラジオでBGMをということになるのでしょうか?

今回のSpeechのメインのMacBook Airのおかげで、完全にWindowsノートを買う必要はなくなりました。メインのMacBook ProがあればSSDの64 GBモデルでも容量は十分。ファイルの同期として今後はさらに.Macが重要になってくるでしょう。そもそもモバイル用なので、振動に強いSSDモデルでガンガン使ってみたいものです。

拡張端子はディスプレイ出力とUSB1つ、とかなり潔い(笑)ですが、まあ、外に出て使う分には問題はないでしょう。次のモデルでインターフェースは増えるような気がします。初代MacBook ProのときもFirewire 800は廃止されたけれど、次のモデルでしっかり復活したし・・・。

私はAppleの初期ロットのトラブルには苦しんだので、SSDの容量が増えるであろう、次のモデルに期待しています。それまではEee PCで遊んでしまうかもしれませんが・・・。

さて、MacBookの不満はHDDの最大容量が未だ250 GBということです。もう2.5 inchで500 GBの物も発表されているというのに・・・。これも次のアップデートに期待です。

「大失敗」であったけれど「大成功であった」

最近はなかなか仕事が楽しくて、個人の日記を除けばこのブログのようなoutputは少なくなってしまっているが、何もoutoutがないと自分の中でたまり続けるので、ちょこちょこと書いています。

先週は東北大でかなり"バイオ"の実験を行ってきた。現在の我々の分子レベルのデータと生きている細胞の挙動が対応するかどうかという実験であったが、「結果のみ」を見れば大成功。

何か失敗であったかは、次の進捗報告で明らかになるでしょう。「まったく、もう・・・」という凡ミスであり、実際に実験している4人とも気付かなかった、研究室の歴史に残るミスでしょう。しかし、次回の実験でデータは完全なものとなり、2本ほどの論文を書けるでしょう。着眼点は間違っていなかった!!

昨年は出した論文が2本という、低空飛行の一年であったのだが、今年はもうすでに書き上げなくてはならない論文が4本となっている。もちろんこれらはディスカッションを重ねて練り上げていく必要があるのだが、こうして私と研究室の研究能力のレベルが上がっていくのを感じられて楽しい毎日なのです。

Mac OS X Leopard Server導入

この3連休でMac OS X Leopard Serverをインストールして運用を開始しようと思っていたら、我がMac miniのスペック(Power PC 1.2 GHz 512 MB)ではメモリ不足でダメであった・・・。

急遽、妻の初代MacBook Pro(Core Duo)につないで、外付けHDDにインストール。内蔵HDDの内容はそのままキープ。これでイザというときは我がMacBook Proのスペア機として使うことができる。

インストールはなんの問題もなく完了。今までバックアップに使っていた2台目のHDDはTime Machineのバックアップ先に設定。

Leopard ServerはデフォルトでMySQLがついてきているので、それを使ってWordpressなんかもすぐにインストールすることができた。妻が仕事に使うので、Movabletype 4の個人ライセンス版もインストールを試みたが、Perlのモジュールを追加しなくてはいけない。これは初めての体験なので時間がかかりそう。

というわけで、この作業はここまで。

Firefox 3 beta 2

先ほどfirefox 3 beta 2をインストール。

Google関係のプラグインが未だ対応していないのが残念であるが、その速さに感動です。おそらくSafariと同じくらい速いのではないでしょうか?

いまのところレイアウトが崩れるとかの問題はなし。安定性にも問題はないので正式版のリリースも近いという気がします。

今年も「獺祭」で行こう。


結局今年の正月も飲み会を除いては、走る、読む、書く、弾くで終わってしまって、信じられないほど経済的な過ごし方をしてしまいました。

そんな仲でも昨日は妻の元上司の家の新年会に妻抜きで(笑)参加した。

この飲み会にはいつも自分の好きな日本酒をもって参加するのであるが、今回も獺祭の3割9分の一升瓶で参戦。

実は自宅で消費する日本酒のほとんどが、獺祭、酔鯨、黒牛である。特に獺祭はわが家のお気に入りで、2年前くらいから旭酒造の売り上げに貢献している。

調べて分かったのであるが、旭酒造は杜氏制ではなく、社員制で酒作りを行っているそうだ。過去のシステムにとらわれず、若い人中心で自分たちで新しいシステムを構築して日本の伝統を守っている、そしてそれが成功しているというとてもいい例だと思いました。最近よく話題に上がる、消えゆく日本の伝統工芸なども若い人たちが新しいシステムを作り出す、ということが実は解決の手段の一つになるのでは、と感じました。

とにかく、今年も獺祭で行こうと思います。

謹賀新年、2007年度私的10大ニュース

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。

さて、年が明けて年賀状書き、少し遅れたクリスマスカード書き(笑)からも解放されて、ようやく自分の時間を確保できています。だいたい休み明けの計画を練り終えたので、2007年の自分の中での大きな出来事を振り返ることに。

1. 研究所から大学に異動

やはり今年はこれでしょう。今考えると研究所から異動したのは大正解でした。一気に世界が開けた気がします。ポスドクと教員では同じ大学で仕事していても全く違うものなのだなあと。同じ大学にポスドクとしていたからこそそう感じるわけです

2.妻が転職

妻も勤め先を変えて新しい職場に。前の職場をやめた後、2ヶ月の休暇を取って旅にはまっておりました。ちょっとうらやましかったけれど(笑)、これが新しいライフスタイルなのかもしれない(?)。

3.日米研究者交換プログラムに参加

文科省の日米研究者の交換プログラムで、2週間ほど米国のナノテク研究拠点(シャーロット、ワシントン、ボストン、LA、サンフランシスコなど)を訪問してきました。2週間も一緒に旅をすればいろいろと研究者どうしで腹を割って話すことができて、いろいろなディスカッションが刺激になりました。HarvardのWhitesides groupを見ることができたのが良かった。

4.3年越しの研究が論文に

血液適合性材料の研究がようやく論文になりました。これもまとめるまでに時間がかかりましたが、次につなげることができ、何よりも自分が興味を持っていることなので、これからもさらに研究を進めていこうと思っています。

5.企業との共同研究開始

直接応用につなげることができる研究がスタートしました。自分が今まで習得してきた表面科学の方法を単に応用することだけではもったいない。微粒子化学の分野で何とか新しい視点を見いだすことができれば。

6.夫婦で河口湖マラソン完走

いつも走っていたので、二人とも余裕でした。奥さんと4分しか時間が違わなかった方がショック。体力勝負ではおされっぱなしですなあ。

7. 大学院入試の試験監督をする

大学教員の仕事の一つをこなしました。次はセンター試験へと続きます(涙)。

といったところで、もう思いつかなくなってしまいました。まあ総じて転機となった一年であったと思います。Novamindを使って次の5年間の計画なんて言うのも勢いに乗ってつくってみました。しかし、計画なんて1,2ヶ月で変わってきてしまうし、要は自分のやりたいことが確認できればそれでよいのです。