ゆとり教育とゆとり世代の大学院生

2010 研究室忘年会

メディアで良く取り上げられる話題の一つである、「ゆとり教育」あるいは「ゆとり世代の問題」。

私はゆとり世代の大学院生を見て、「ゆとり教育」のせいで全体的に一様に能力が低くなったとは思えない。むしろ2極化が激しくなったという印象をもっている。上位レベルの学生は研究を通じて”成果を上げるための能力”を自分で磨き成長するのに対して、下位レベルの学生は普段の生活すらままならない。 大学には述べ6年在籍しているが、この3年間で2極化が一気に進んだと感じる。

入学後も中学、高校とは異なり、研究を通じたトレーニングが中心となる大学院では、学生間のレベルの差が急速に開いていく。至極当然なのであるが、普段の生活態度、研究成果の質と量、就職活動の結果は明確な相関がある。しかしながら、その相関、自分がどのレベルにいるかを知らないor知ろうともしない学生が増えた。この「わかってなさ」、「気付いて無さ」は教員から見てもかわいそうになるレベルであり、教員としても気付きのチャンスをコンスタントに与えるしか今のところ方法はない。ただでさえ勝負が早く決まってしまう傾向にある最近の日本で、修士1年で「もう勝負あり」の状態になってしまっている学生が増えてきた感が強い。

特に大学院入学の定員は変わらずに、少子化が進み、結局低いレベルの学生まで、大学院に入れてしまうのは、完全に大学院のシステムの問題である。私は大学のため、学生のため、自分のグループのためにも卒業の基準を(自分のグループに関してだけ)でも下げないようにしてゆきたいと思っている。

今年ももう少し

少し早いけれど、本日は研究室の忘年会。

私個人としては、今年の最後の授業を今日終えた。授業関係は一段落。新年度の準備は冬休み中にのんびりやることが出来る。

明日は1つの論文を再投稿し、来週もう一本の論文を投稿して、1週間海外出張で帰国して次の日に国内会議で発表すれば、年内の大きい仕事は終わる。

今年も何とか大きく体調を崩すことなく、健康に過ごすことが出来た。
プライベートでは年末に一つ大きなイベントがあり、来年度はさらに大きなイベントが一つある予定。またお知らせできればと思います。

Mozyを用いたバックアップ

私のメインマシン(MacBook Pro 13 inch 2009 mid)は750GBのHDDを搭載し、そのうちの約400GBがデータであるが、この中には今まで行ってきた研究の成果が全て詰まっている。(実際の実験データは3TB程度有るので、別のHDDに2重化しておいてある)もう既に論文になっている古いデータなどはともかく、最近の成果の詰まったスライド資料、書類のデータが消えてしまう事態はどうしても避けなくてはいけない。

私はTimeMachineで全てのデータを2ヶ月分くらいの履歴をとりながら、別のHDDにバックアップをとっているが、最近あったシステムクラッシュの際には、データはその外部のバックアップHDDのみに保存されているという不安な状態になった。特に全データ復旧の際にはHDDに通常よりも高い負荷がかかることは確かなので、その際にそのデータが消えてしまうのは耐え難い。

ということで、2週間前からオンラインバックアップサービスのMozyを使用している。ここではシステムとアプリケーションデータを除く全てのデータ(約340 GB)をバックアップすることにした。このサービスの魅力は一定のコストでバックアップできるデータの上限は事実上無限で(ただしコンピュータは1台に限る)、容量に気を使う必要がないところにある。

問題はネットワークを介したバックアップは非常に時間がかかるということで、2週間でようやく130 GBのデータ転送が終わったところである。全データのバックアップにはあと1ヶ月くらいかかりそうではあるが、安全なデータセンターにバックアップがあるというのは安心を与えてくれる。

またもう一つの問題は最新版のクライアントソフト(MozyHome Mac ver. 2.0.1)の使い勝手がよろしくない。常駐していて、急にファイルのスキャンをするので、バッテリーで使用する際にMozyのプロセスがCPUリソースを食ってしまい、その結果バッテリーの持続時間が短くなる。モバイルで使用する頻度が高い私にとっては大きな問題だ。

今のところ、最良の環境はMozyHome 1.62をダウンロードして、その自動アップデートを切った状態で使用するというパターンである。これだと勝手にバックグラウンドでバックアップが走り出すということがない。

Mac mini上のMac OS X Serverインストール

この1週間このサーバは少々不調でした。

MySQLサービスがロックされてしまい、WEB上で見つけた対策でも復旧できなかったことが原因ですが、この点に関しては位また完全な対策は見いだせないままです。

Mac OS X Serverなので、TimeMachineから過去のシステム状態に戻せばいいと考えたのですが、なぜか復旧中にエラーを出してしまうことが分かりました。

ここで試した手は
・OS DVDから立ち上げて、TimeMachineで復旧→途中でエラー
・Mac OS X Serverを立ち上げて環境を移行→途中でエラー

ちなみにMac OS X Serverの DVDでMac miniを起動させると、途中でカーネルパニックを起こします。これは非常に問題で、Appleのサポートに問い合わせようかと思っている。現在サーバのインストールはMac mini付属のOS DVDでMac OS X 10.6をインストールしてからMac OS X Serverにアップグレードするという手順でやっています。(面倒くさい)

結局、以前の2.5 inchに残っていたシステムをCarbon Copy Cloner(CCC)で丸ごとコピーして、再出発しました。なのでこのブログのエントリーもいくつか消えているわけです・・・。

現在のバックアップ状況は
・ファイル(過去の履歴も含む)はTimeMachine
・システムは1週間おきにCCCで別HDD
という2台のHDD(システム全体では3台)で行っています。

追記:
Time Machineを用いたバックアップからの復旧はServer本体ではなく、別のMacでも行うことが出来る。今回はMac miniは復旧出来なかったが、MacBookを用いれば復旧する事が出来た。

雑記

先週は2つ招待講演をこなした。

一つは内輪の研究会であるが、もう一つは大阪府大の講演。
時間は50分であったが、スライド枚数を40枚程度にして、会場の学生さんになるべく分かってもらえるように心がけた。そのかいあって、講演後個別に質問しにきてくれる学生も3人ほどいて、ある程度は興味を持って頂けたのではないかと思う。

それはともかく、正直に言うと娘からうつされた風邪で、講演、懇親会は少々大変だった。保育園の送り迎えで、帰宅してからの家事で少々疲れがたまっていると見える。少々、この生活&自分の体のメンテが必要かもしれない。

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ここ2週間で娘はかなり安定して、歩けるようになった。

ネンネ、ハイどうぞ、など(と思われる言葉も)話している。そのほかは何を言っているのか分からない。2歳くらいになると分かるというが。

いずれにせよ、こちらの目を見て、いろいろと訴えようとしている、姿は非常に愛おしい。

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娘をベビーカーで送り迎えするようになってから、自転車通勤が無くなってしまった。写真を撮りながらの気楽な通勤時間が無くなってしまったのは、非常に大きい。

影響を受けているのが1日の運動量で、結局デスクワーク、実験の合間に積極的に体を動かしたり、こまめに掃除をしたりして運動量を少しでも稼ごうとしている。

一番怖いのが運動量が減って、精神的な衛生を失ってしまうことだ。

Mac OS X Server HDD増設

Burggarten Server

2004年から細々と運用している自宅サーバであるが、今回ストレージ部分を強化した。

今までは500GBの2.5 inchHDDを2台(1台はTimeMachineを用いたバックアップ用)で運用していたが、最近、残り容量が心許なくなってきたので、Western Digitalの3.5 inch 2TB x 2(同様に1台はTimeMachine用)に差し替えた。HDDのケースとして”センチュリー 裸族のお立ち台DJ”を導入。

2.5 inchから3.5 inch HDDに変わったことでこのページもなかなかレスポンスが早くなったと思う。
元々そんなにトラフィックはなく、気軽なサーバなので、”裸族・・・”で十分だと思っている。

Mac OS X 10.6.5 アップデート (AirMacが繋がらない不具合)

今週Mac OS X 10.6.5のアップデートがリリースされたので、早速入れてみたのだがMacBook Pro 13 inch(mid 2009)のAirMac (n)が繋がらない。また、awacsdというプロセスがCPUリソースを独占してしまっている。

解決法はBack to My Macをoffにするしか方法はなさそう。私もこれでしのいで、次のアップデートを待っている。(次々とアプリがハングアップする中、システム環境設定までたどり着くのが、非常に大変である)

上記issueは米国のDiscussion Boardでも話題に上っている模様。MacBook Airで同様の現象が報告されている。
http://discussions.apple.com/thread.jspa?threadID=2643968&tstart=0

なおMac Pro(Snow Leopard)、Mac mini(Mac OS X Server 10.6)に関しては今のところ不具合は確認されていない。

雑記

2010 長崎出張 (応物)

粛々と仕事を進めている毎日。

昨日はドイツ人学生2名の送別会。久々に学生としこたまお酒を飲んだ。家に帰って、少々残務処理をして、5時間就寝

本日は土曜日だけれども早朝から学生といろいろお話しをする。話が盛り上がって、2時間ほど話し込む。「7つの習慣」についていろいろと議論した。

その間に子供が熱を出し、帰宅後すぐに小児科へ。妻の通院中に子供を寝かしつけ、仕事の続きを開始。17時から来日しているドイツ時代のイタリア人の友人と会食予定。

毎日タスクをこなしていくうちに、今年も暮れてゆく。取り敢えず今年中を心身健康で過ごせるように努力する。