Mozyを用いたバックアップ

私のメインマシン(MacBook Pro 13 inch 2009 mid)は750GBのHDDを搭載し、そのうちの約400GBがデータであるが、この中には今まで行ってきた研究の成果が全て詰まっている。(実際の実験データは3TB程度有るので、別のHDDに2重化しておいてある)もう既に論文になっている古いデータなどはともかく、最近の成果の詰まったスライド資料、書類のデータが消えてしまう事態はどうしても避けなくてはいけない。

私はTimeMachineで全てのデータを2ヶ月分くらいの履歴をとりながら、別のHDDにバックアップをとっているが、最近あったシステムクラッシュの際には、データはその外部のバックアップHDDのみに保存されているという不安な状態になった。特に全データ復旧の際にはHDDに通常よりも高い負荷がかかることは確かなので、その際にそのデータが消えてしまうのは耐え難い。

ということで、2週間前からオンラインバックアップサービスのMozyを使用している。ここではシステムとアプリケーションデータを除く全てのデータ(約340 GB)をバックアップすることにした。このサービスの魅力は一定のコストでバックアップできるデータの上限は事実上無限で(ただしコンピュータは1台に限る)、容量に気を使う必要がないところにある。

問題はネットワークを介したバックアップは非常に時間がかかるということで、2週間でようやく130 GBのデータ転送が終わったところである。全データのバックアップにはあと1ヶ月くらいかかりそうではあるが、安全なデータセンターにバックアップがあるというのは安心を与えてくれる。

またもう一つの問題は最新版のクライアントソフト(MozyHome Mac ver. 2.0.1)の使い勝手がよろしくない。常駐していて、急にファイルのスキャンをするので、バッテリーで使用する際にMozyのプロセスがCPUリソースを食ってしまい、その結果バッテリーの持続時間が短くなる。モバイルで使用する頻度が高い私にとっては大きな問題だ。

今のところ、最良の環境はMozyHome 1.62をダウンロードして、その自動アップデートを切った状態で使用するというパターンである。これだと勝手にバックグラウンドでバックアップが走り出すということがない。

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