イヤフォンが難聴の原因に

イヤホンで大音量で長時間きいていると難聴になるという危険性は、僕が小学生の時(20年ほど)前から指摘されてきたと思われる。特にカセットテープ版のウォークマンが一世を風靡しているときで、その当時から電車、バス、歩いている人々がイヤホンをつけている光景が普通であった。

数年おきにこのような警告が出てきているようであるが、難聴者の数の増加が深刻だというニュースは聞いたことがない。実はiPodの成功を妬む団体のキャンペーンなのであろうか、とまで少し考えてしまう。

実は大音量を長時間きいていると聴力が下がるというのは真実であって、Eric Johnsonもかなり聴力低下に悩んでいたらしい。実際僕もbandで活動していたとき、左の耳の聴力が少し落ちたことがある。(いつもドラムがすぐ左で演奏していたため) しかし、時間をおいたら自然と治ってしまった。

個人差はあると思うが、要は大音量で聴く時間の長さ、そして耳を休める時間をとるかどうか、ということなのではないかと思う。僕はイヤホンで音楽その他をきくのはだいたい1日1ー2時間、これを10年ほど続けているが全く問題はない。

きちんと統計を取れば、長時間の電車通勤の人に難聴の傾向がある、とか外部からの音が大きい地下鉄をよく使う人の方が難聴になりやすい(ボリュームを大きくするため)などの、傾向が出てくるかもしれない。誰かやってくれると面白い研究になるのではないだろうか?

http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20060118306.html

より、

世界有数の聴覚研究機関、米ハウス・イヤー・インスティチュート(HEI)は16日(米国時間)、イヤフォンで大音量の音楽を聞き続けると難聴になる恐れがあることを訴えるキャンペーンを開始した。『iPod』ブームで難聴予備軍の増加に危機感を抱いており、ケーブルテレビの『MTV』などで異例の警告CMを放送する。

 約30秒間のCMで、少年がイヤフォンで音楽を聞きながら、一人でバスケットをしている場面から始まる。二人組の女の子が声をかけてくるが、彼は全く気づかず、知り合うチャンスを逃してしまう。耳の形をしたキャラクターが、少年をたしなめるという展開だ。最後にウェブサイトの情報閲覧を呼びかける。このCMは、キャンペーンのウェブサイトでも見ることができる。

 こうした聴覚障害の問題は、ウォークマンの登場以来、指摘され続けているが、最近の携帯音楽プレーヤーの流行で、改めてクローズアップされている。CMは当初、アリゾナ州で試験的に放送し、順調なら地域を拡大して10ヵ月間にわたって継続する。米『ヤフー』などに動画広告も投入する。

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