研究所のランチセミナーで、タンパク質の組織化のメカニズムの分子レベルでの解明を試みている研究者のセミナーを聴講。
BSEやアルツハイマー症候群はタンパク質が繊維状のアミロイドを脳内で形成してしまうことが原因となっているが、タンパク質のどのアミノ酸配列が原因となっているかを調べた研究。
よく行われている、アミノ酸残基を1つずつ変えていってその影響を調べるという手法だが、うまく原因となっている配列を特定していた。
一番印象に残ったのは、組織内で形成される有害なアミロイドということで、形状も大きさも揃っていない繊維が出来るかと思ったら、実験で形成したアミロイドは太さが一定できれいな螺旋状の単結晶であった。
ここまできれいな物が出来るのであれば何かに(例えばナノ電極間の配線?)使えそうな気がする。
そんなことを思ったセミナーでした。
http://www.aist.go.jp/NIBH/indexcontents/j2activity/j201maincontents/05_11seitaibusshitsu/08morii/08top.html