先程ようやく学生の発表資料を直し終わって帰宅。職場では学生の発表資料のスペルミスにいちゃもんを付け、図の曖昧さなどをしたり顔で訂正しておきながら、自宅ではこそこそと自分の論文中の膨大な数のミスをこつこつ直している。
さて、研究所時代からの縁で最近とある英語の本の翻訳プロジェクトに加わることになった。科学関連ではなく、ファシリテーション、コミュニケーションの本なのであるが、内容は仕事とは関係なくとも、自分にとって初めての翻訳プロジェクトであるので、なかなか楽しみにしている。
リーダーの「野菜さらだ」さんから新宿で原書を受け取って、そのついでに飲み会をしていたのであるが、教育の話になって、様々な「気づき」を頂いた。やはり印象に残ったのは「選択の余地を残す」ことが如何に大切かと言うことで、教員側は「不適応」ということでパフォーマンスの悪い学生をclassifyしてはいけないということ。
これは分かっちゃいるけれど、意外と大変なことです。僕は大学院の教育は「研究を通じた教育」であると思っているし、学生もそれなりの覚悟が必要だと思っている。ただし、そこでその学生にどう対応するかで、人間の器が決まってくるような気がして、もう少し踏ん張ってその学生のために時間を使ってみようと思うのが、お互いの今後のためになるかと・・・。今日はそのような話も出たので、リーダーとの週末の会話はタイムリーでした。
翻訳の話に戻りますが、原書の内容は如何にグループの初期のぎこちなさを壊すか、ice breakに関する本です。