論文は一区切り、次の論文に移る。様々なミーティング

学生が修士論文を仕上げるのと同時に、私も1つ論文を仕上げることが出来た。なかなかの自信作です。本文は出来上がったので、後はcover letter, cover figureなどの作成に入る。cover letterはなかなか気を遣うが、cover figureは論文のコンセプトとなるきれいな図を作るだけであるので、なかなか楽しんでやっています。

次に取りかかる論文は微粒子関係の論文で、discussion部分をもう少しつっこんだ内容にするためにもう少し勉強が必要。この3連休はそのために使うつもり。

もう一つ、基板表面修飾でとても面白いアイデアを思いついて実験を開始している。今日ボスに話してみたら特許にもなりそうな感じ。来週は設備をそろえて量産してみる。色々なところに応用できそうなので、2時間じっくりお茶を飲みながらアイデアを練ってみた。これを基に他のメンバーとディスカッションしてみようと思う。

今日は研究費申請のためのミーティングに参加してきた。今までは個人の研究費しか申請することはなかったので、この様に何人もの研究者で申請をするというのは初めての体験。かつて学生時代、ポスドク時代に自分が雇われていたプロジェクトもこの様に決まっていたのか、と考えると感慨深い(笑)。

感じたのは、この様な会議に定期的に出るのと出ないのでは、入ってくる情報量、共同研究の機会の数にあまりにも違いすぎる。無論研究スタイルの差にも依るのであるけれど、私のように他の人からサンプルを提供してもらって、自分の測定技術と組み合わせて新しい知見を得る、という研究が多い研究者はこの様な場が大切だ。

気になったのは色々な人に自己紹介をして。「ちゃんとしたポジションに着いたのですね。」といわれる点。ポスドクはちゃんとした一人前の研究者としてみていないという人が多いと言うことだ。これも人それぞれのスタイルがあるから一概には言えないが、パーマネントの人なら一緒に研究をやっていく安心感があるのだろうか?そういう意味ではパーマネントポジションの研究員は「腹をくくった人」と考えている人が多いのかもしれない。学生時代、ポスドクの時にこの様なことに気付いているか否かが、意外と大きな差が生むかも?私は最近ようやく気付いてきたのですが・・・。

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