富士登山 2007


Flickrのセットはこちら。スライドショーで見るのが良いかも。

http://www.flickr.com/photos/burggarten/sets/72157601425020108/

私は3回目という事もあるのだが、登山途中の星空、日の出の美しさに惚れ込んでしまい、毎年の外せないイベントになっている。

今回は15:00に大学を出発。吉田口五合目で 17:30研究所メンバーと合流し、19:00の出発まで体を薄い空気に慣らす。

今回(8/11-8/12)は富士登山客の数もピークで(ツアーガイドの話を盗み聞きすると1万人ほどとのこと)、7合目あたりから人の渋滞が出来てしまって、徹夜で登っているということもあり、立ったまま寝てしまうことが多々あった。

この登山で一番辛かったのはこの点で、体も動かせずに寒いし眠いしで、これは登山客のほとんどがそうなのではないだろうか?そうだとするとドミノのように人が倒れなくて良かった。

実際流れが順調であると、体も動かせるし眠気も吹き飛び、初回に苦しんだ高山病も全く問題はなかった。

特筆すべきは外国人がとても多かった点。中国人が特に多かった。日本人、欧米人は道を譲るのに対して、中国人はそのような精神はないのか(笑)、割り込むように先に進んでいく。山小屋の前で騒いで宿主に叱られたりもしていた。

なにはともあれ無事にご来光を拝むことが出来て、良かったです。これを見ると全ての疲労が吹き飛びます。



毎回感じるのですが、自然は偉大ですね。町を歩いているときは寒い、あるいは暑いと感じたらコンビニ、喫茶店などに避難できてしまう。しかし、自然の中に放り出されると人間はちっぽけな弱い存在です。自然と調和して生きてゆくには知恵と工夫と謙虚さが必要です。

あと、星空を見て何億年前に発せられた、何億光年先からの星の光を見ていると、自分がナノメートルの現象を追っているのが不思議に感じます(笑)。研究対象によってこれだけ扱う系の大きさに差が出る物理学とは面白い学問です。

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