Harvard University


今日はHarvard Universityを見学。ここではBostonを中心とするNanoscience and engineeringの拠点があって、MIT、UCSB、東大、などがこの巨大コンソーシアムに参加していた。その予算は約2億円で研究室数と学生を雇う人件費などを考えるとそんなに大きくないと考えてしまうが、参加リストの中のスーパースター研究者がそれぞれ数億の予算を動かしていることを考えると予算の心配はなく、重要なのはこれらの研究者が本気で共同研究したら、凄いことが出来そうだ、と本気で期待してしまいます。

このconsortium researchはNanoscienceのための建物をキャンパス内に作っている最中で、1,2年で本格的に有力な研究室がここに移動するようだ。


このprojectのassistant managerの教授にこの計画は一体どのくらいから計画し始めたのか?ときいたところ(ああ、大胆・・・)、2001年からこのためにいろいろな準備を始めたそうだ。そう考えると、ボスの忙しさも理解できるかも(笑)。

ここではWhitesides Labを見学することが出来ました。1998年以来、私は彼のグループの仕事に注目していましたが、研究室自体は何のことはない、普通の研究室でした。実験装置も何ら普通の研究室と変わらない。

やっぱり、重要なのはアイデアとそれを実現する行動力なのですね。何回も思い知る機会がありましたが、今回も身にしみて感じました。


Harvardはキャンパス全体に気品が漂っていて、学生も品格が感じられる人ばかりでした。学部にも依るのでしょうが、授業料は年間300万円くらいだそうです。なので、私なんかの研究者の目から見れば、学部生はお金持ち、本当に凄いのはここにfaculty memberとして招聘される人だなあ、と感じます。(もっとも、これは僕の強がりで(笑)、学位取得までに相当の努力が要求されるこの大学で学位を取った人は無条件で尊敬してしまいます・・・)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください