装置開発


毎日毎日装置をいじっているが、やはり自分の手を動かして完成に向かっていく過程が非常に楽しい。測定装置の改良をしていく過程で、実験のいろいろなアイデアも浮かんできて、最近はようやく最初の論文のターゲットも見えてきた。ゆっくり書き始めて、イントロなどはできたので、後は装置を稼働させて実験をするのみです。(まあ、ここからが大変なのだが・・・)

やはり、自分で手を動かして装置開発するというのは、効率が悪くスマートではない感じだが、いざというときの小回り、長いスパンでの研究のスピード、研究者としての成長を考えると非常に重要なことだと思う。

業者がすべて組み立てた装置を使ってインスタントカメラのようにすぐにデータをとっても、学位が取れてたとえ論文になったとしても、それは研究者の能力、特に問題解決能力、装置の可能性、限界を知る能力、あるいは新規装置の開発能力の成長は全くない。これは指導教官の教えだが、冷静に自分が研究を行ってきたいろいろな職場の文化とそのグループの実績を分析してみると、絶対に正しいのだ。

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