PENTAXからK10D発表


昨日PENTAXからK10Dが発表されましたね。1000万画素でボディー内手ぶれ補正付き、ADコンバーターも22 bitでネガフィルム並みのダイナミックレンジが得られるということです。しかも防塵防滴仕様で、今では完全に一歩遅れてしまっている感のあるNikonとCanonがどのように巻き返しを図るかが楽しみです。9/28からフォトキナですね。Canon EOS 40D, Sonyのα10 (APS-C) & α1(フルサイズ), Nikon D200の後継機 (??)などの噂もあるので、楽しみですね。

興味がある点は

1. Nikon, Canonがボディー内内蔵の手ぶれ補正を搭載してくるのか?

2. 廉価版のフルサイズが出るのか?

の2点ですが、瀕死のCanon PowerShot G5は新機種導入まで現役で使います。まだ手ぶれ補正のついた機種を使ったことがないのですが、どの程度の効果があるのでしょう?シャッタースピードで3段というと信じられないくらい良いですね。薄暗い中で静物を撮る機会(まあ飲み屋なんですが)が多い自分としてはとても楽しみです。

さて、相変わらず装置と格闘する日々が続いておりましたが、今週は自分でできることが少なくなったため(業者待ち)、論文を執筆しています。やはり、ノートに書き散らした自分のアイデアを少しずつ整理し、形にしていくという作業はストイックな感じがして良い物です。しかし、14:00位になるとさすがに疲れてくるので、お気軽に声をかけてくれてOKです。(笑)

追記:

米国でDIGIC IIIを搭載したPowerShot G7が発表されていました。EOS 40DにはDIGIC IIIの搭載が期待されますが、すると、ついこの前発表されたEOS KISS XのDIGIC IIは寂しいですね。EOS 40Dとの差別化なのでしょうか?

http://journal.mycom.co.jp/news/2006/09/15/102.html

アップル、ニューiPod nanoを発売!


本日未明に行われたAppleの新製品&新サービスの発表であったが、結局主なリニューアルはiPod nanoとiPod Shuffle、映画配信サービスであった。前面が全面スクリーンになっている(ATOK2006は変換できなかった・・・)6G iPodは2007年1月までお預けということですね。

去年のWWDC2005でのインテルプロセッサーへの移行宣言以降(これは変換できた)、衝撃のある新製品の発表がほとんど無い。ここ一年は今までの製品のIntel版に焼き直しに終始していて、今後が楽しみなところである。

一つ気になることはCore 2 Duoを乗せた新しいcube型のコンピュータが出るという噂だ。これはAppleがcube型のコンピュータに関する特許を整備しているという事実から来ている。私は自宅ではMac Proなんて必要ないので、自宅の次期メインマシンは小型のやつがよいと思っている。

プライベートでは年内はApple製品の購入はなさそうですね。EOS 40Dも買わなくてはいけないし(笑)。

http://dslcamera.ptzn.com/article/1082/40d-fosfor

Canon EOS 40D が9月26日に発表されるとの噂が掲載。スペックは、1010万画素、ホコリ落とし機構搭載、2.5型液晶、AF9点、秒間5コマなどとしている。

5年前の今日


5年前の今日、米国で同時多発テロが起こったときのことは今でもかなり鮮明に覚えている。

ドイツに来て1年あまり、与太話くらいであればドイツ語でできるようになっていた自分は、ふと研究室でプログラミングの手を休め、CNNのホームページを見ていた。そして飛行機事故があったというニュースを耳にして、ドイツ語でしかコミュニケーションができない中国人に、この事故について話しかけていた。その後、2機目がWTCに突入し、大規模なテロだということがわかった時には、仕事をやめてすぐ家に帰り、CNNをつけっぱなしにして情報を集めた。

WTCが倒壊したのはテレビをつけてまもなくで、その映像を生で見ながら、とんでもないことが起こっている実感をもった。すぐに日本にいる妻に電話をしたが、仲間達で飲んでいたらしく、事の重大さが伝わっていない事が悔しかった。夕方CNNのスーパーは“America under attack”から“America under the war”に変わっていた。しかし、この事件の影響は僕の想像を遙かに超えていた。

ドイツ、ハイデルベルグはヨーロッパ在駐の米軍の総司令部がある町で、しかも僕の住んでいたEppelheim(エッペルハイム)は司令官の寄宿舎がある町だった。人口1万人くらいの町は一晩でヨーロッパーで一番警戒された町になってしまい、僕のお気に入りのアパートの裏の広大な農地にもマシンガンを持った兵士がパトロールをするようになってしまった。

僕は自分の想像を超えた状況の変化に完全にうろたえてしまっていたが、1週間くらいたってマシンガンを持った兵士がいるという状況にも慣れ、冷静さを取り戻すと、いろいろな事を考えるようになった。

この事件で学んだことは、自分の想像を超えることが起きたとき、やはり身近にいる人を一番に考え、一時的にも思いやりをもてるということ。普段の生活では学位だ、給料だ、地位だといった、人間が作ったシステムに惑わされてしまい、またそのシステムに過剰反応して、慢性的な不安を持って暮らしてしまう。しかし、この同時テロはそのような価値観を、バケツの水で洗い流すかのように、「何が重要か」ということ に一瞬で目を覚まさせてくれるような体験だった。

追記: しかし、ようやく落ち着いた頃、ハイデルベルグの旧市街で200 kgの爆薬を使ったテロ未遂があった時には、その後の生活に不安を感じました・・・。

今更ながらMacのftp, テキストエディタ,メンテナンスソフト


WindowsユーザーのためのMac OS講座

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0907/macos03.htm

より。

ftp clientのCyberDuckについては全く知りませんでした。ftpは今までfetchを使っていましたが、CyberDuckの方が断然使いやすいですね。Universal Binaryで配布されているところがポイントが高いです。

onyXというWindowsでいう「窓の手」のような細かい設定のソフト、maintenanceというメンテナンスのというソフトも知りませんでした。現在、バックグラウンドで作業をしているので、再起動が必要なメンテナンスができません。明日にでも試してみましょう。

このコーナー(特に今回は)では良いソフトが紹介されています。今回紹介されていたソフトを使って、昔からある定番のソフトよりも、最近出てきているソフトの方がユーザインターフェースが良くできている傾向にあると感じました。Carbon Copy Cloner、Tiger Cache Cleanerなどの定番ソフトにも世代交代の時期が来ているのでしょうか?

Google Browser Syncのエラー


最近Google Browser Syncで“Unexpected Error (Error 400)”とか,

その他のエラー(忘れてしまいました)が頻発して出てきた。要はうまく同期ができないのである。

以下の方法で解決:

1. Setting -> Sync Settingですべての項目のチェックを外す。そしてOK。

2. その後、同期させたい項目にチェックを入れる。

これだけで、回復しました。これを行う前にLibrary/application support/firefoxを削除したりしてみましたが、回復せず、結局上記の方法が一番簡単なようです。

研究者っぽい生活


最近は研究者っぽい生活をしています。

研究者以外の方は研究者の生活というと、一日中、研究対象に向かって黙々と仕事をしている、といったイメージがあるかもしれませんが、そうでもありません。そんな日もありますが、実は結構ビジネスマンっぽい側面もあります。

基本的には共同研究、あるいは研究費を得るためにいろいろな場所でのプレゼンなどをして、研究を成功に結びつけるために協力してくれそうな人を味方につける必要があります。研究者は実験装置か机に向かっていればよい、ということは少なくとも私の分野ではありません。

やはり、自分の研究から予想されるアウトカムを明確に示して、それに理解をしてくれたときにはうれしいです。逆にそれが理解されなかった場合には、再びPC&ノートに向かい、次の機会のために頭をひねり続けます。

10月はじめにちょっとお偉方の前で話す機会があるので、「いっちょ、やってやろう!」と実験の合間などに準備をしている最中です。

今日、駅から研究所に来る間に気づいたのですが、もうあっと今に秋ですね。遊歩道に落ち葉が積もっているのを見て、すっかり秋を感じ始めています。蝉の鳴き声もあと4,5日で聞こえなくなりそうです。

Mac Proは計算科学に向いているのであろうか?


現在は実験一色の私だが、来年、理論計算をじっくりやらなくてはいけない期間が2ヶ月ある。

なぜ「理論計算を2ヶ月」と決まっているかというと、研究所のアスベスト除去作業のため、実験室に2ヶ月入れない期間があるからである。真空装置を2ヶ月おいておくというのも心配だが、2ヶ月装置が使えないというのは、かなり長いスパンでの研究計画に響くのだが、まあ、これも何かの機会になると考え、これを利用して並列計算機を組み立てる予定。

現在、LinuxベースかMac OS Xベースか迷っているが、自分にとってのメリット、デメリットをまとめると

Linuxの長所

1. オープンソースのプログラムの選択肢の幅が広い。

2. ショップブランドの物を買えば安価にハードウェアをそろえることができる。

Linuxの短所

1. ドライバが少ない。

2. いざ壊れたとき自分の知識でメンテできるかどうか?

Macの長所

1. Xgridを用いて並列計算機の構築が簡単にできる。

2. ある程度の知識があるのでメンテが簡単。

Macの短所

1. Intel Mac対応の計算ソフトがそろっていない。(自分でPPC用のコードからIntel用にコンパイルできるか不安)

2. Leopardにバージョンアップしたときに、また動かなくなるのではないかと心配。

メンテの時間を短くできるという点で、現在はMacに傾いている。並列計算のプログラムを書いたことはないのであるが、効率は悪くても複数台のコンピュータを簡単に並列化できるXgridは非常に魅力的だ。

クリスマスくらいには計8コアのMac Proが発売されるらしいので、これを是非入手したいと考え始めている。

プレゼンの失敗例

http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200608022009より引用。

【テクノバーン】(2006/8/2 20:09)マイクロソフトが先月、金融アナリスト向けに説明会の席上で披露したWindows Vistaの音声認識システムのデモが完全に失敗に終わった。出荷前の製品のデモといっても出荷まで半年を切った製品の機能がまったく機能しなかったというのは異例の事ということもあり、米国内を中心に巨人マイクロソフトの失態が反響を呼んでいる。

アナリスト向け説明会でVistaの音声認識システムのデモを行ったのはプロダクトマネジャーのシャネン・ボエッチャー氏。音声認識システムにより読み上げた文章の自動筆記が可能となるはずだったのだが…

ボエッチャー氏が「Dear Mom(親愛なるお母さん、句読点)」と読み上げるとコンピューター上には「Dear Aunt(親愛なる叔父さん)」と表示される始末。次に、誤って認識されてしまった箇所を修正しようと「fix aunt, fix aunt(『叔父さん』の部分を修正、『叔父さん』の部分を修正)」と入力しようとするが、まったく認識はせず。いろいろと回復を試みようとした挙句に表示された文章がこれだ。

「Dear aunt, lets set so double the killer delete select all(親愛なる叔父さん、殺し屋に2倍払って全てを始末しちゃってください)」

そこに居合わせたアナリストからは大爆笑が持ち上がったのは言うまでもない。

マイクロソフトがアナリスト向けの説明会で披露したこの奇妙な英語は直ぐにロイターが世界中に向けて配信。デモでマイクロソフトが紹介した文章は直ぐにシェークスピアの一節以上に有名な知名度を得てしまった。

マイクロソフトで音声認識システムを開発しているラリー・オスターマン氏は自身のブログでデモの際に設定されていたマイク入力のオーディオ・ゲイン値が高すぎたことと、複数の問題の相乗作用があのような結果になって現れたとの認識を示した上で、最新のビルドでは修正されており、大した問題ではないと書き記している。

新製品のプレゼンの印象というのは、その商品の売れ行きに直結するので非常に重要なのだが、これは最悪な例として、そして最高のネタとして後世に残るであろう。

WWDC2006 のKeynote Speechデモでもアプリが終了しなくてひやっとする場面があったが、ディスプレイ裏にあると思われる隠し切り替えスイッチで別システムに切り替え、うまく乗り切ったようだ。大事なデモではバックアップは不可欠だ。特に今回のような音声認識のようなデモはかなりリスキーな気がします。

私も職業柄、人前で発表する機会が非常に多いので、正直な感想は「自分でなくて良かった。」です。

firefoxワンワン

ついに実物のfirefoxの写真を入手しました!(ありがとう、妻!)

このかわいい姿に感動です。そしていろいろと議論を呼びそうなこのペインティング(かつら?)!!

「何で俺がこんな風にならなくちゃいけねえんだよ?」という、ちょっとした殺意がこの愛くるしい目の奥から伝わってきます(写真上)。そして、「もう、どうだっていいよ・・・。」(写真下:この姿がfirefoxのアイコンに・・・)

オリジナルはここ。

http://www.andreaharner.com/archives/2006/08/geek_joke_and_cute_puppy_recipe.html

新しい一眼レフデジカメは?


さんざん妻に宣言しまくっていたデジタル一眼レフの導入は延期となりました。

理由は

1. Canon PowerShot G5でも何とか自分の好みの写真が撮れてしまうということ。

2. SONY α100のボディーの作りが意外とだめであったこと。

3. 妻のマウントがCanonマウントであるということ。

ボディー内蔵の手ぶれ補正は絶対に外せないところなので、秋、冬に発売されるαの上位機種、Canonの新機種を見て決めようと思います。それまで瀕死のG5がもってくれることを祈っています。

(連休中、千葉をドライブしたときにG5で撮った夕焼けの写真。人の上あたりに小さく見えているのは富士山です。)