Mac Proは計算科学に向いているのであろうか?


現在は実験一色の私だが、来年、理論計算をじっくりやらなくてはいけない期間が2ヶ月ある。

なぜ「理論計算を2ヶ月」と決まっているかというと、研究所のアスベスト除去作業のため、実験室に2ヶ月入れない期間があるからである。真空装置を2ヶ月おいておくというのも心配だが、2ヶ月装置が使えないというのは、かなり長いスパンでの研究計画に響くのだが、まあ、これも何かの機会になると考え、これを利用して並列計算機を組み立てる予定。

現在、LinuxベースかMac OS Xベースか迷っているが、自分にとってのメリット、デメリットをまとめると

Linuxの長所

1. オープンソースのプログラムの選択肢の幅が広い。

2. ショップブランドの物を買えば安価にハードウェアをそろえることができる。

Linuxの短所

1. ドライバが少ない。

2. いざ壊れたとき自分の知識でメンテできるかどうか?

Macの長所

1. Xgridを用いて並列計算機の構築が簡単にできる。

2. ある程度の知識があるのでメンテが簡単。

Macの短所

1. Intel Mac対応の計算ソフトがそろっていない。(自分でPPC用のコードからIntel用にコンパイルできるか不安)

2. Leopardにバージョンアップしたときに、また動かなくなるのではないかと心配。

メンテの時間を短くできるという点で、現在はMacに傾いている。並列計算のプログラムを書いたことはないのであるが、効率は悪くても複数台のコンピュータを簡単に並列化できるXgridは非常に魅力的だ。

クリスマスくらいには計8コアのMac Proが発売されるらしいので、これを是非入手したいと考え始めている。

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