M.I.Tでピエゾを使わないSTMを見た!!

今日は憧れの(?)MITを訪問した。

気品あるHarvardとは異なり、MITは「マニアの集団」という感じで、自分にとってはどこか落ち着いた雰囲気を感じることが出来ました(笑)。

訪問した研究室はspace nano engineering labで、NASAとの共同研究で(NASAから予算をもらって)衛星に載せるX線検出器を開発していたり、光の干渉を利用して、今までよりもさらに細かいリソグラフィーを行う、といった研究を行っていました。Harvardで訪問した研究室よりも機械工学に寄った研究室のため、主要な実験装置はhome madeのものが多く、かなりのこだわりが感じられました。

ここで一番衝撃的だったのは、ピエゾ素子を使わないSTMでした。磁気を用いて試料位置をnm以下でコントロールでき、電源周りを含めると将来的には50万円ほどでSPMシステムを提供する、という目標に向かっているというプロジェクトで、制御電流による発熱の問題はあるものの、それも解決に向かっていました。本当に5年くらいで実用化しそうなので、今後が楽しみです。試料位置が本当に線形的に制御手来ているのか?を聞き忘れてしまいましたが・・・。

研究室訪問後MITの生協に行きましたが、Harvardの生協と異なり、冗談交じりの商品をたくさん扱っているのが印象的でした。これも校風を反映しているのでしょう。

そういえば、MITの学生がドーム型の屋根を持つ図書館をスターウォーズのR2D2にしてしまったり、そのてっぺんにパトカーをおいたりするいたずらが毎年行われる、という話は有名です。ここら辺のユーモアが研究での独創性に繋がっているのでしょうか?

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