Chalmers University of Technology



日本での生活に慣れてしまって、「このバスでホント良いの?」とか「切符はどこで買うの?」とかちょっとした不便さがとても新鮮でした。ドイツ時代の経験が生きたのは確か。
相変わらず私の研究は興味を持ってくれる人と、持ってくれない人のどちらかであって、中間がない(笑)。今回訪問したlabではセミナーは1時間の予定だったのだが、4時間くらいびっちりやらされて(しかも2,3分おきに質問が来て)、それが終わってからも個別に色々とディスカッションをしてもらって、結局10時間くらい議論してもらいました。
lunchの時に色々とスウェーデンの大学教員事情について色々聞きましたが、まず驚いたのが、permanent職員の給料の5-6割が外部の競争的資金から出ているということ。つまり予算が取れなければ給料が半減してしまうというシステムです。これは給料が1年で9ヶ月分しかでないアメリカよりも厳しいかも。個人なのか、lab単位なのかは聞きそびれてしまいましたが・・・。



これでもかというくらいのクリーンルームも見学させてもらいました。Chalmers工科大は小さい大学なのですが、Volvoなどとの企業との連携がうまくいっていて、研究施設は充実していました。




今日の朝帰ります。



さて、6日間のスウェーデン出張も今日で終わり。久しぶりにヨーロッパを満喫しました。
今日は体内時差を強引に戻すために(笑)、徹夜で仕事をしてLand Vetter空港に向かいます。ここ数日で書いていた論文もようやく最終構成が決まりそうです。まさにMade in North Europe.
本日の予定は
朝食後、すぐに空港に向かい、アムステルダムではお土産を買い、アムスを出発したら最初の食事ではワインを2本飲んで眠りにつき、起きたら論文を書きつつ、朝食を食べて成田到着。
こんなにうまくいくとは思えないけど・・・。

9月は半分が出張



8月末の研究室旅行から始まって、第1週は国内の学会、第2週は北欧出張で9月はほとんど家&研究室にいないような気がする。しかし、移動の時間を利用して論文を書いたり、実験結果について沈潜するのもたまにはいい。意外と良いアイデアが出る。見知らぬ人混みの中で自分の中の客観性が強くなるのがよいのか?
今回よかったと思うのはバッテリーを2つ持っている点。MacBook Proはだいたい3時間半持つのだが、これはディスプレイの輝度に大きく依存する。バッテリーを気にせずにディスプレイの輝度を上げて作業を進められるのはとても快適。

TimeCapsule導入



家のネットワーク構成を再構築しました。
光ファイバーのVDSLモデムからAirMac BaseStation(nのやつね)につながり、そこからWDSでリビングのTimeCapsuleに繋がります。そこからサーバに繋がり、さらにインターネット接続はPLCで妻の部屋に繋がる、というちょっとごつい設定ですが、
大元のBaseStationと私のMacでは上り25 Mbps、下り48 Mbpsで通信可能。妻の部屋ではその半分くらい。ベストの環境ですな。
ここからは考察なのですが、TimeCapsuleは熱に凄く弱いです。温度が上昇すると自分で動作速度を落として対処します。結果、通信速度が最悪10 kbps位まで落ちます。
TimeCapsuleはバックアップ中などは触れないくらい熱くなるので、通気性のよい場所に置いた方がよいです。AirMac BaseStationも熱くなるのですが、熱暴走することはありません。熱くなるのは気になるので、以下の写真のような、インテリアとしても最適な(?)heat sinkを設置。

もう8月



早いものでもう8月。
今年は「自分の名前が入った論文を10本出す。」という目標を掲げていたが、なかなかきつくなってきた。書いても書いても追いつかない・・・。「今年中」が「今年度中」という目標に変わりつつある(笑)。
第一、論文の数で勝負するというのは基礎研究者としてどうかと思うのだが、まず研究者として生き残ることが僕にとってとても重要であり、自分にとって重要な研究を続けるためには、そうしなくてはいけない。
しかし、この論文書きというものはとても勉強になり、次の実験のアイデアを得るためのプロセスにもなっている。そして何より、自分の中で思考を練り上げていく快感を感じられる。
ということで今日も早朝から、作業開始。私の研究という冒険は粛々と進んでいきます。

再び東京



夕方には肌寒かった北海道から、東京に戻ってきました。
空港で飛行機から出たときの"ムッ"とした外気に、通常の仕事モードに引き戻されました。
今日は久々の研究室ですが、博士課程の学生が朝から机でうつむいたままで心配していたのですが、昼過ぎ研究のアイデアを切り出してきました。かなり良いアイデアだったので、私も机でうつむいて(笑)、とにかくアイデアに落とし穴がないか、どう発展させていくか色々考えました。
こういうことは基礎研究をやっていると、月に一度はあるのですが、今回は(も)楽しみにしています。研究者冥利に尽きる生活です。

眠る眠る・・・


金曜日の研究室の飲み会は1次会で失礼し、家に帰って学生とのディスカッションを通じて出てきたアイデアのreality checkをしようと思っていたが、そのまま就寝。土曜日の朝4時に起きて、検討を続け早速月曜から実験を開始することに。

土曜日は有明でテニスをして17:00に戻ってきて、論文の仕上げをしようと思っていたが、そのまま就寝。今日も4:00に起床して前日の作業の続きをする。

1日30分はギターの練習をする様にしているが、最近はアンプにつながず、完全にGuitar Rig 3のみでの"練習"で終わるとが多くなってしまった。Mac上で音作りをしているとふとしたときに画面の端に見えているMail.appのウィンドウが目に入って、仕事のトリガーがONになってしまうという、ある意味、ONとOFFがはっきりしている日々です。

さて、今日も1日雨なので、コーヒーでも飲みながらデスクワークに勤しみます。