今年も「獺祭」で行こう。


結局今年の正月も飲み会を除いては、走る、読む、書く、弾くで終わってしまって、信じられないほど経済的な過ごし方をしてしまいました。

そんな仲でも昨日は妻の元上司の家の新年会に妻抜きで(笑)参加した。

この飲み会にはいつも自分の好きな日本酒をもって参加するのであるが、今回も獺祭の3割9分の一升瓶で参戦。

実は自宅で消費する日本酒のほとんどが、獺祭、酔鯨、黒牛である。特に獺祭はわが家のお気に入りで、2年前くらいから旭酒造の売り上げに貢献している。

調べて分かったのであるが、旭酒造は杜氏制ではなく、社員制で酒作りを行っているそうだ。過去のシステムにとらわれず、若い人中心で自分たちで新しいシステムを構築して日本の伝統を守っている、そしてそれが成功しているというとてもいい例だと思いました。最近よく話題に上がる、消えゆく日本の伝統工芸なども若い人たちが新しいシステムを作り出す、ということが実は解決の手段の一つになるのでは、と感じました。

とにかく、今年も獺祭で行こうと思います。

謹賀新年、2007年度私的10大ニュース

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。

さて、年が明けて年賀状書き、少し遅れたクリスマスカード書き(笑)からも解放されて、ようやく自分の時間を確保できています。だいたい休み明けの計画を練り終えたので、2007年の自分の中での大きな出来事を振り返ることに。

1. 研究所から大学に異動

やはり今年はこれでしょう。今考えると研究所から異動したのは大正解でした。一気に世界が開けた気がします。ポスドクと教員では同じ大学で仕事していても全く違うものなのだなあと。同じ大学にポスドクとしていたからこそそう感じるわけです

2.妻が転職

妻も勤め先を変えて新しい職場に。前の職場をやめた後、2ヶ月の休暇を取って旅にはまっておりました。ちょっとうらやましかったけれど(笑)、これが新しいライフスタイルなのかもしれない(?)。

3.日米研究者交換プログラムに参加

文科省の日米研究者の交換プログラムで、2週間ほど米国のナノテク研究拠点(シャーロット、ワシントン、ボストン、LA、サンフランシスコなど)を訪問してきました。2週間も一緒に旅をすればいろいろと研究者どうしで腹を割って話すことができて、いろいろなディスカッションが刺激になりました。HarvardのWhitesides groupを見ることができたのが良かった。

4.3年越しの研究が論文に

血液適合性材料の研究がようやく論文になりました。これもまとめるまでに時間がかかりましたが、次につなげることができ、何よりも自分が興味を持っていることなので、これからもさらに研究を進めていこうと思っています。

5.企業との共同研究開始

直接応用につなげることができる研究がスタートしました。自分が今まで習得してきた表面科学の方法を単に応用することだけではもったいない。微粒子化学の分野で何とか新しい視点を見いだすことができれば。

6.夫婦で河口湖マラソン完走

いつも走っていたので、二人とも余裕でした。奥さんと4分しか時間が違わなかった方がショック。体力勝負ではおされっぱなしですなあ。

7. 大学院入試の試験監督をする

大学教員の仕事の一つをこなしました。次はセンター試験へと続きます(涙)。

といったところで、もう思いつかなくなってしまいました。まあ総じて転機となった一年であったと思います。Novamindを使って次の5年間の計画なんて言うのも勢いに乗ってつくってみました。しかし、計画なんて1,2ヶ月で変わってきてしまうし、要は自分のやりたいことが確認できればそれでよいのです。