走るのにはいい季節になってきた

今日は川沿いをゆっくり、心拍数160ー170前後にキープして100分ほど走ってきた。地図で距離を確認してみると15 km前後というところです。

つい2週間前までは暑い中にいるだけで心拍数は上がり、20分もすると罰ゲームをやっているような気持ちになったモンだが、最近は同じ心拍数でもすいすいと走れることがうれしい。

どのくらい楽かというと、夏の間はぜいぜい言ってゆっくり走っていたのが、今日などは時々ダッシュで堤防を駆け上がることができるほどの差である。

これから、ギターの練習に入ります。久々の連休なので集中して頑張らねば!

渡辺香津美 Mo’Bop III

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渡辺香津美先生の最新アルバムのMo’ Bop IIIが出たので早速amazonで購入。

僕の印象を書くとMo’Bop三部作の中で最高傑作でしょう。曲、演奏の勢いが違います。ここ数年はアコースティックギターのソロのプロジェクトとこちらの電気プロジェクトを行ったり来たりしていましたが、Richard BonaとHoracio Hernandezとの化学反応の激しさも一番高い作品だと思います。反応の間にキレてしまうというか、それも“成熟したキレ方”だと思います。

Richard Bonaなんて当代随一のエレクトリックベースプレイヤーですが、普段はサポートに徹しています。それが、ベースソロはもちろんバッキングでも走り回っている感じです。しかも全く、曲の邪魔をしていない。ここまでの腕前になるまでどのくらいの演奏をしてきたのでしょうか?

ギター弾きとしては、メロディックで勢いのあるソロ、そして彼のプレイスタイルの中では今まであまり意識していなかった、きれいなロングトーンに脱帽です。ヘビーローテーション->トランスクライブということになるでしょう。三連休は忙しくなりそうです。

ライバルは過去の自分!?


毎週楽しみにしている連絡に、自分の論文が引用されたときの速報があります。これはWeb of Scienceが提供しているサービスで、やっぱり自分が自身の持っている成果はかなり引用されるのですが、単にデータをまとめたような論文は引用に関しては閑古鳥が鳴いている状態です。

一番引用されているのは

Adsorption state of dimethyl disulfide on Au(111): Evidence for adsorption as thiolate at the bridge site

という論文で、2000年からもう100以上の論文に引用されていますが、最近の自信作である、

Mechanism underlaying proteins targeting inorganic materials

という論文は今年の2月にpublishされてまだ1回しか引用されていません。

ということは自分は“修士の時の自分”にまだ追いついていないような気がしてしまい、ちょっと歯がゆい状態ですが、これからの成長(?)を見守ることにしましょう。

興味深いのは上の論文はかなりspecificなタイトルですが、同業者の論文に多数引用されている。逆に後者は、タイトルをつけるときになるべく一般的な単語を使って、論文検索の時に引っかかることを意識してつけたタイトルです。これが、吉と出るか凶と出るか・・・。

今やっている仕事は、今までの経験を生かしたプロジェクトで、かつて無い方法で表面に吸着した分子の構造をコントロールするというプロジェクトです。外研で来て研究をしてくれるような学生さんの募集も考えているところです。表面分子を走査型プローブ顕微鏡で観察し、しかもその分子の配向を電子ビームを用いて精密に解析して「どのような相互作用がどのような構造を作るのか?」、さらには「どのような大きさの物が、どのような物理的、化学的性質を持つか?」を定量的に議論します。興味がある方はご一報を。

PENTAXからK10D発表


昨日PENTAXからK10Dが発表されましたね。1000万画素でボディー内手ぶれ補正付き、ADコンバーターも22 bitでネガフィルム並みのダイナミックレンジが得られるということです。しかも防塵防滴仕様で、今では完全に一歩遅れてしまっている感のあるNikonとCanonがどのように巻き返しを図るかが楽しみです。9/28からフォトキナですね。Canon EOS 40D, Sonyのα10 (APS-C) & α1(フルサイズ), Nikon D200の後継機 (??)などの噂もあるので、楽しみですね。

興味がある点は

1. Nikon, Canonがボディー内内蔵の手ぶれ補正を搭載してくるのか?

2. 廉価版のフルサイズが出るのか?

の2点ですが、瀕死のCanon PowerShot G5は新機種導入まで現役で使います。まだ手ぶれ補正のついた機種を使ったことがないのですが、どの程度の効果があるのでしょう?シャッタースピードで3段というと信じられないくらい良いですね。薄暗い中で静物を撮る機会(まあ飲み屋なんですが)が多い自分としてはとても楽しみです。

さて、相変わらず装置と格闘する日々が続いておりましたが、今週は自分でできることが少なくなったため(業者待ち)、論文を執筆しています。やはり、ノートに書き散らした自分のアイデアを少しずつ整理し、形にしていくという作業はストイックな感じがして良い物です。しかし、14:00位になるとさすがに疲れてくるので、お気軽に声をかけてくれてOKです。(笑)

追記:

米国でDIGIC IIIを搭載したPowerShot G7が発表されていました。EOS 40DにはDIGIC IIIの搭載が期待されますが、すると、ついこの前発表されたEOS KISS XのDIGIC IIは寂しいですね。EOS 40Dとの差別化なのでしょうか?

http://journal.mycom.co.jp/news/2006/09/15/102.html

アップル、ニューiPod nanoを発売!


本日未明に行われたAppleの新製品&新サービスの発表であったが、結局主なリニューアルはiPod nanoとiPod Shuffle、映画配信サービスであった。前面が全面スクリーンになっている(ATOK2006は変換できなかった・・・)6G iPodは2007年1月までお預けということですね。

去年のWWDC2005でのインテルプロセッサーへの移行宣言以降(これは変換できた)、衝撃のある新製品の発表がほとんど無い。ここ一年は今までの製品のIntel版に焼き直しに終始していて、今後が楽しみなところである。

一つ気になることはCore 2 Duoを乗せた新しいcube型のコンピュータが出るという噂だ。これはAppleがcube型のコンピュータに関する特許を整備しているという事実から来ている。私は自宅ではMac Proなんて必要ないので、自宅の次期メインマシンは小型のやつがよいと思っている。

プライベートでは年内はApple製品の購入はなさそうですね。EOS 40Dも買わなくてはいけないし(笑)。

http://dslcamera.ptzn.com/article/1082/40d-fosfor

Canon EOS 40D が9月26日に発表されるとの噂が掲載。スペックは、1010万画素、ホコリ落とし機構搭載、2.5型液晶、AF9点、秒間5コマなどとしている。

5年前の今日


5年前の今日、米国で同時多発テロが起こったときのことは今でもかなり鮮明に覚えている。

ドイツに来て1年あまり、与太話くらいであればドイツ語でできるようになっていた自分は、ふと研究室でプログラミングの手を休め、CNNのホームページを見ていた。そして飛行機事故があったというニュースを耳にして、ドイツ語でしかコミュニケーションができない中国人に、この事故について話しかけていた。その後、2機目がWTCに突入し、大規模なテロだということがわかった時には、仕事をやめてすぐ家に帰り、CNNをつけっぱなしにして情報を集めた。

WTCが倒壊したのはテレビをつけてまもなくで、その映像を生で見ながら、とんでもないことが起こっている実感をもった。すぐに日本にいる妻に電話をしたが、仲間達で飲んでいたらしく、事の重大さが伝わっていない事が悔しかった。夕方CNNのスーパーは“America under attack”から“America under the war”に変わっていた。しかし、この事件の影響は僕の想像を遙かに超えていた。

ドイツ、ハイデルベルグはヨーロッパ在駐の米軍の総司令部がある町で、しかも僕の住んでいたEppelheim(エッペルハイム)は司令官の寄宿舎がある町だった。人口1万人くらいの町は一晩でヨーロッパーで一番警戒された町になってしまい、僕のお気に入りのアパートの裏の広大な農地にもマシンガンを持った兵士がパトロールをするようになってしまった。

僕は自分の想像を超えた状況の変化に完全にうろたえてしまっていたが、1週間くらいたってマシンガンを持った兵士がいるという状況にも慣れ、冷静さを取り戻すと、いろいろな事を考えるようになった。

この事件で学んだことは、自分の想像を超えることが起きたとき、やはり身近にいる人を一番に考え、一時的にも思いやりをもてるということ。普段の生活では学位だ、給料だ、地位だといった、人間が作ったシステムに惑わされてしまい、またそのシステムに過剰反応して、慢性的な不安を持って暮らしてしまう。しかし、この同時テロはそのような価値観を、バケツの水で洗い流すかのように、「何が重要か」ということ に一瞬で目を覚まさせてくれるような体験だった。

追記: しかし、ようやく落ち着いた頃、ハイデルベルグの旧市街で200 kgの爆薬を使ったテロ未遂があった時には、その後の生活に不安を感じました・・・。

今更ながらMacのftp, テキストエディタ,メンテナンスソフト


WindowsユーザーのためのMac OS講座

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0907/macos03.htm

より。

ftp clientのCyberDuckについては全く知りませんでした。ftpは今までfetchを使っていましたが、CyberDuckの方が断然使いやすいですね。Universal Binaryで配布されているところがポイントが高いです。

onyXというWindowsでいう「窓の手」のような細かい設定のソフト、maintenanceというメンテナンスのというソフトも知りませんでした。現在、バックグラウンドで作業をしているので、再起動が必要なメンテナンスができません。明日にでも試してみましょう。

このコーナー(特に今回は)では良いソフトが紹介されています。今回紹介されていたソフトを使って、昔からある定番のソフトよりも、最近出てきているソフトの方がユーザインターフェースが良くできている傾向にあると感じました。Carbon Copy Cloner、Tiger Cache Cleanerなどの定番ソフトにも世代交代の時期が来ているのでしょうか?

Google Browser Syncのエラー


最近Google Browser Syncで“Unexpected Error (Error 400)”とか,

その他のエラー(忘れてしまいました)が頻発して出てきた。要はうまく同期ができないのである。

以下の方法で解決:

1. Setting -> Sync Settingですべての項目のチェックを外す。そしてOK。

2. その後、同期させたい項目にチェックを入れる。

これだけで、回復しました。これを行う前にLibrary/application support/firefoxを削除したりしてみましたが、回復せず、結局上記の方法が一番簡単なようです。

研究者っぽい生活


最近は研究者っぽい生活をしています。

研究者以外の方は研究者の生活というと、一日中、研究対象に向かって黙々と仕事をしている、といったイメージがあるかもしれませんが、そうでもありません。そんな日もありますが、実は結構ビジネスマンっぽい側面もあります。

基本的には共同研究、あるいは研究費を得るためにいろいろな場所でのプレゼンなどをして、研究を成功に結びつけるために協力してくれそうな人を味方につける必要があります。研究者は実験装置か机に向かっていればよい、ということは少なくとも私の分野ではありません。

やはり、自分の研究から予想されるアウトカムを明確に示して、それに理解をしてくれたときにはうれしいです。逆にそれが理解されなかった場合には、再びPC&ノートに向かい、次の機会のために頭をひねり続けます。

10月はじめにちょっとお偉方の前で話す機会があるので、「いっちょ、やってやろう!」と実験の合間などに準備をしている最中です。

今日、駅から研究所に来る間に気づいたのですが、もうあっと今に秋ですね。遊歩道に落ち葉が積もっているのを見て、すっかり秋を感じ始めています。蝉の鳴き声もあと4,5日で聞こえなくなりそうです。